KYのウラナミ『ファーストエイド』

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KY:防災士。『波伝説カー』と共に海から海へ… 16年目にして、その移動距離は月迄の380,000kmを2往復目に突入しています!

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ある月曜日の早朝、波チェックを終え、軽く朝練のつもりで人の少ないポイントを選んで海に入ることにしました。

日の出直後の日光が正面から差してくるので、日焼け止めをしっかりと塗り、ワックスを塗り、車の窓にサンシェードをセットし、サーフロックをかけて「さあ海に入るぞ!」

サンダルを車の中に残したままサーフロックをかけてしまったが、朝早いから砂浜も熱くならないと思い、裸足で海に向かうことにしました。

 

ビーチに着くと、海に入っている人は3人のみ。

ピークが被らないように、自分が入る場所を決め、ストレッチをして、パドルアウト。

セットは狙わず、まずは手前の波で丁寧なテイクオフを10本と決めて入りましたが、これがなかなかのクセ波で、せっかく人がいないにも関わらず苦戦……!

でも、水は透き通るように綺麗で、面も良かったので、板を走らせては立たずにプルアウトの動作を繰り返していました。

 

そして何回目かの波のキャッチでの出来事。

ブレイクが速すぎて止めようとしたが間に合わず、ダンパーに引きずりこまれてしまう始末。

クセが強いため、変な回転が加わり、板と一緒に巻かれてしまいました。

ヒザにぶつかった衝撃は強かったのですが、まだ一本も乗っていないし、海はすごく綺麗で、なによりほぼ貸し切り。

この状況で、上がろうとは微塵も思わず、気を取り直してもう少しアウトでセットを待とうと考えたのでした。

チラッとヒザに触れてみると、なんだかずいぶん皮がむけたようなさわり心地です。

初めてしっかり見てみると、深さ3〜4mm、横幅5cmくらいスパっと切れていました。

白っぽい皮下脂肪の層が見え、しばらくすると血が滲み出し、海に溶けて消えてなくなりました。

 

沖を見て、しばし考える……。

「このまま入っていても大丈夫だよね。いや、ダメだ!」

海の中は痛みを感じにくいうえに、水圧で流血を促し、さらには破傷風などの危険もある。そのままパドルバック。

海から上がると、血がどんどん出てきました。

帰り道、サンダルを車に置いてきてしまったことを後悔。

裸足に血まみれで、一本も波に乗っていない自分を情けなく思いながら戻りました。

 

まずは、傷口に水をかけて砂などを洗い流し、消毒液で洗浄し、次に傷口を清潔なガーゼで圧迫止血。この状態をキープするため三角巾で固定したかったのですが、たまたま車に積んでいなかったので、その場にあったタオルとヒモで代用しました。ファーストエイド(応急処置)は終了。(三角巾は後日購入済)

ちょうど良い機会だったので、救急箱の中身を確認したところ、消毒液の使用期限が切れていて、滅菌ガーゼや絆創膏など数が少ないことが判明しました。

 

車に救急セットを積んでいる方は多いと思いますが、たまに、在庫や期限を確認すると良いかもしれませんね。

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