☆加藤のコラム『PURA(SURF)VIDA vol.6』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

タマリンドビーチ

人気のタマリンドビーチにはライフガードも配置されている
 
 

『セレブのサーフィンスクール』
人気のウィッチーズロックには、我々以外のプレジャーボートが4隻来ていました。中にはゴージャスなスピードボートで来ていた白人のビギナーサーファー10人くらいの集団は、ここでスポンジボードによるスクールをやり始めたのには驚きでしたが、彼らのガイドがすでに入っているサーファーに遠慮して誰もいないサンドバーを使ったのでトラブルはありませんでした。
セットが入ってきたので横からスクールの様子を見ていたら、一斉にビギナー全員がテイクオフしたもののパーリングして4本のスポンジボードが宙を舞ってしまっていたので、「マジ、大丈夫か?」と心配したほどでした。
1時間くらいサーフィンスクールしたら、アッという間にウィッチーズロックを離れて帰って行ってしまいました。
ウィッチーズロックのポイントには慣れたので、ぜひ次回はサイズのある時にリベンジしてみたいですね。クロコダイルとの未知との遭遇はお断りですが…。

『Best Wave』
5日目7Round目
ファブリスポイント オフショア、頭たまにオーバーヘッド~頭半、お化けセットはWサイズのExellent wave!!! 今回のサーフトリップのハイライト。朝イチは潮が多くてマッシーウェイブでしたが、潮が引き始めて割れやすくなり、たまにデカいセットも入るようになりました。途中から地元のおじいちゃんのロングボーダーが入ってきましたが、我々に配慮してくれていたのか、波を取り合うこともなく仲良くサーフィング。耳が遠いのか、ファブリスと会話する声はデカく、喧嘩しているのかと心配になるほどでしたが、すぐに笑い声となるのが常だったので、きっと本当に耳が遠いのだと思います。
昨日のウィッチーズロックが小さかったので、この日は皆が笑顔で仲良くサーフィン。後から入ってきたおじいちゃんサーファーが上がっても我々は入り続けて、結局4時間近くもサーフィンしてしまいました。リアルアスリーツのファブリス氏も、我々の“長湯”に「日本人サーファーはあんなに長い時間サーフィンしていて飽きないのだろうか?」と呆れていたことだと思います。(笑)
午後もサーフィンする予定でしたが、雨期特有の積乱雲が近づいてきて、あっという間に激しい雷雨となってしまい、午後はキャンセルとなりました。

最終6日目8Round目
残念ながらスウェルは弱まりプラヤ・ネグラでラストサーフィン。
弱いオフショア、胸肩たまに頭サイズ、△50点、最初サーファーは少なかったものの次第に増えて数えたら18人と今回のラウンドの中では最大の人数になり混んでいましたが、我々は連日のサーフィンでピークのポジションが分かってきていたので皆セットを待って乗ってエンジョイ!!! 私はちょうど良いセットが入って来たので、早々にコスタリカでのラストサーフィンを気持ち良く終えることができました。
なお、前日にコスタリカ一番のサーフタウンとして観光客で大変賑わっているタマリンドの街と波をチェックしました。

タマリンドのレンタル専用のサーフショップ

タマリンドのレンタル専用のサーフショップ

オンショアがやや強くて風波の腰腹サイズと言った感じで、50人以上のビギナーサーファーが海に入ってサーフィンスクールを受けていましたが、スクールにはちょうど良かった感じでした。

タマリンドビーチに建つライフガードステーション、2名のライフガードが中にいました

タマリンドビーチに建つライフガードステーション、2名のライフガードが中にいました

我々は今回はタマリンドでサーフィンすることはありませんでしたが、ビーチブレイクのみながら風向とサンドバーが決まったときにはサーフタウンが出来るくらいにきっと良い波が立つはずです。なお、ビーチフロントのストリートには数多くのレストランとサーフショップが並び、土産物のお店もたくさんありました。

『通信環境』
ほとんどの海外で毎月2GBまで使える楽天モバイルは月々700円くらいとリーズナブルですが、残念ながらコスタリカは対象外でした。よって割勘でグローバルWiFiを借りましたが、車での移動中では民家のないエリアでは通じないことがありましたが、泊まらせていただいたファブリス氏所有の「Pura Vista Hills」の室内や街などではサクサク動いてとても助かりました。

『まとめ』
今回の旅を振り返ると、美帆さんとファブリス氏のサポートにどれだけ助けられたか言葉で表現できないくらいにお二人に感謝しています。
たまたま来月美帆さんが横浜市金沢区の実家にケリアちゃんと里帰りする予定なので、金沢区一番の寿司屋で、マグロの赤身が大好きなケリアちゃんを接待する予定です。今では大人気店となって予約も中々取れないそうですが、たまたま取れたのでコスタリカの話題で大いに盛り上がりそうです。
コスタリカを含む中南米の波は、WSLのQSやISAの大会でも数多く開催されてきたので、そのポテンシャルは高いと思います。北極・南極、そしてハリケーンからのスウェルが期待できるうえに、常夏の気候と手つかずの大自然が魅力的なようです。残念ながら物価は日本よりも高くなってしまいましたが、自炊すればそれほどでもないので、もし行かれる方は我々のように食糧と調味料を持参してリーズナブルにサーフトリップを楽しまれてください。

近所のスーパーで野菜やフルーツを品定めするK.N氏

近所のスーパーで野菜やフルーツを品定めするK.N氏

クッキング中のTESTU君と☆加藤

クッキング中のTESTU君と☆加藤

冷やしうどんと野菜のかき揚げ風!?

冷やしうどんと野菜のかき揚げ風!?

旅の途中でPura Vista Hillsの地下水をコントロールする制御盤が何者かによって盗まれる事件?が発生しましたが、世界中どんな国にも悪いことをする人間はいるので、貴重品やカメラなどは鍵付きのスーツケースなどに保管してトラブルを防いでください。
なお、2回の乗り換えは身体が辛いので、途中の空港で1泊入れるのもありだし、出来れば予めLosのDodger Stadiumの観戦チケットを購入しておいて、大谷翔平君の勇姿を見るのも良いかと思います。
帰りの飛行機がヒューストンのゲートに先着した飛行機が離れないために、大幅に遅れるアクシデントがありました。ロスアンジェルス空港の乗り継ぎの時間がかなりタイトとなり、ハブ空港なのでターミナルはいくつにも分かれて広いので我々は走って移動することになりました。
まさか走るなんて思わないので、バックカントリー用のディパックに15kgくらいの荷物を入れていたため、途中から私が遅れだし、エスカレーターを駆け上がったところで仲間を見失ってしまいました。近くセキュリティに「トランジットはどっち?」と聞いたら「真っすぐ」と言われた先は出口で外のターミナルへの取付道路が見える場所まできてしまいました。仕方がないのでもう一度セキュリティの赤外線のチェックを終えて出国検査のイミグレを抜けたらさっきのセキュリティがいたので、「Gate152はどこ?」と聞いたら、先ほどと反対側を指されました。(涙)

Gate152が見える位置まで来たらANAの地上職員が待っていてくれて一緒に走り、すでにチェックインを済ませている仲間とようやく合流することができました。ほっ!!!
仲間の3人にANAの地上職員から「まだ仲間を待つのか、それとも諦めて搭乗するか?」と何度も聞かれたそうです。ギリギリのところで私は「Home Alone」ではなく「Terminal Alone」になるところでしたが、こういうアクシデントがあるのが旅なので、旅行日程やトランジットの時間は少し長めにとって余裕を持つことが大切だと思います。

皆さま大変お疲れさまでした。ファブリス氏と美帆さん、そしてケリアちゃんに感じです。

皆さま大変お疲れさまでした。ファブリス氏と美帆さん、そしてケリアちゃんに感謝です。

“PULA SURF VIDA” 皆さまのさらなる幸せなサーフィンライフを心からお祈りしています。(了)

皆さまの幸せなサーフィンライフに乾杯!!!

皆さまの幸せなサーフィンライフに乾杯!!!


 
 

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