☆加藤のウラナミ『秋の白馬を愉しみつつ22泊合宿に挑む』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

10月25日に一気に真っ白になった富士山

10月25日に一気に真っ白になった富士山

このウラナミを書いているのは10月25日です。

前々日に七里ガ浜の海から見た富士山は、雪のまったく積もっていない夏の富士山でしたが、2日後には麓(ふもと)まで雪に覆われた真っ白な富士山に一変しました。(サムネイルの写真のとおり)

毎日のように富士山を見ている地元の方でも驚くべき豹変ぶりでした。この日を境に一気に冬を感じさせる陽気に変わり、ジャケットを着たり、マフラーをする人が増えました。

明後日から3年ぶりにインドネシアスンバ島にボートトリップする予定なので、締切期限よりも早めにこのウラナミを書いているのですが、11月8日に帰国した際には一体どのような気候になっているのか少し心配なくらいです。

そんな冬近しの10月末となりましたが、このままだと今年の日本列島への台風スウェルは昨年に続いて物足りないままとなりそうです。

今年湘南に台風から届いた波を振り返ってみると、台風スウェルと呼べる大きなサイズの日は2日だけだったと思います。(大粒の涙)

何年か前のIPCC※によれば、地球温暖化が進むと台風の発生数が少なくなる代わりに一つ一つの台風の勢力が増すとの報告がありましたが、今年の台風の発生数は少なく、日本近海で発生して最大勢力のまま接近・上陸する台風が少なくありませんでした。

今年の台風の発生数は10月25日現在21号ですが(明日22号発生)、1991年~2020年の30年間の平均値が26個なので、現時点では平均よりも少ない状況です。

もしかしたら、IPCCの予測よりも早く地球温暖化が進んでいるのかもしれません。
※気候変動に関する政府間パネル

日本のサーファーにとって台風スウェルは、とても重要な心待ちにしている存在なので、これからの台風の動向が気になりますし、地球温暖化対策は率先垂範して取り組まねばならないことだと思います。

千葉一宮にある弊社の千葉オフィスの屋根には太陽光パネルを設置していますので、そろそろ電気自動車を導入しようかと検討したのですが、ディーラーに問い合わせたところ在庫がほぼなく、また入荷する見通しもたたないとの事でした。

2035年にはガソリン車の販売を中止すると発表した政府ですが、自動車業界とは足並みが揃っていないようで少し心配です。

話は変わりますが、先週長野県白馬村に2泊3日でかみさんとトリップしてきました。

実は来年1月白馬村に22泊23日のスノボ合宿を計画していてAirbnb(エアビーアンドビー)で格安のペンションを予約したのですが、22泊もお世話になるので少し心配になって紅葉狩りを兼ねて宿の下見に行ったのが今回の目的でした。

結果的に泊まる宿は問題なくホッとしました。

たまたま紅葉狩りと全国旅行支援が始まり、登山者を中心に多くの観光客が訪れていてどこも賑わっていました。


白馬のゴンドラからの見事な紅葉

白馬のゴンドラからの見事な紅葉


ウィンターシーズン以外に白馬に行ったのは初めてでしたが、ちょうど前日に寒気が降りて白馬連峰は2合目くらいまで雪景色となり、昨年バックカントリーでお世話になったカラースポーツの舍川(とねがわ)さんにご挨拶に伺ったら、「まともに雪が積もったのを見るのは今日がこの秋初めてなのでベストタイミングで来ましたね」と言われました。

再来月からの本格的なウィンターシーズンに備えて、舍川さんらは家の外壁を塗装したり、暖炉のための薪割をしたりと準備に忙しそうでした。

特に白馬のどこかに行く予定は立てていなかったのですが、各ゲレンデにあるゴンドラが動いていたのと、先の冬に行った岩岳マウンテンリゾート頂上からの景色がとても綺麗だったので、初日は岩岳のゴンドラに乗って頂上にあるお洒落なカフェ&ベーカリー「THE CITY BAKERY」を目指しました。


時が止まるほど美しい白馬連峰を背に、岩岳の頂上で記念撮影する☆筆者

時が止まるほど美しい白馬連峰を背に、岩岳の頂上で記念撮影する☆筆者


直ぐ隣には、北アルプスの絶景に飛び出す「ヤッホー!スウィング(ブランコ)」が設置されていてとても気持ち良さそうでした。私は「天空のブランコ」と命名するほどインスタ映えする素晴らしいブランコでした。

10人以上が並んでいたので今回はパスすることにしましたが、次回はぜひ白銀の世界の白馬連峰に向けて漕ぎだしたいものです。


栂池自然園 初夏の頃はミズバショウの花が綺麗らしい

栂池自然園 初夏の頃はミズバショウの花が綺麗らしい


旅行した3日間は天気に恵まれ、岩岳から見る白馬連峰はワールドクラスの美しさでした。

コロナウィルス感染対策による来日制限が解除されたので、おそらく今年の冬は3年ぶりに外国人のスキーヤーやボーダーで賑わうはずです。

外国の方にとっては、USドルに対して150円近い円安は、従来でも日本は物価が安いと感じていたはずなので相当恩恵があるものと思われます。

すでに各スキー場近くのホテルや旅館のオーナーらのマインドはポジティブに変わっているそうで、千載一遇のチャンスを逃すまいと大急ぎでリニューアルしているところを数多く見かけました。

翌日は栂池高原スキー場に行き、ゴンドラの終点からさらにロープウェーが上部にある「栂池自然園」まで営業運転していたので(すでに10月23日で運転終了)、勢いで自然園を一周したのですが、かなり広くて3時間以上も歩くこととなり、お腹がペコペコになりました。

最終日は八方尾根スキー場のゴンドラに乗って中腹のうさぎ平に行ってまったりと過ごしました。

ロープウェイの建物内には小さなスターバックスカフェがあり、屋上にはコロナビールなどが協賛して設置されたホワイトカラーに統一されたお洒落なテラスがあって、くつろげるベンチやハンモックなどが設置され、すぐ横のゲレンデからはパラグライダーが離陸していくなど、サーフィン・スノボでは決して味わうことのない“普通の観光”を楽しませて頂きました。


八方尾根のうさぎ平にあるお洒落なカフェ

八方尾根のうさぎ平にあるお洒落なカフェ


振り返ってみると、サーフボードやスノーボードを持たない観光目的の旅行はかなり久しぶりだったので新鮮でした。

3つのゴンドラから各ゲレンデの起伏とコースがチェックできたので、来年1月の合宿がとても楽しみになりました。


ゴンドラからゲレンデのコースを俯瞰してチェック

ゴンドラからゲレンデのコースを俯瞰してチェック


なお、私はお蕎麦が大好きです。最近気に入っている白馬にある「蕎麦酒房 膳(ぜん)」(地元ではそば膳と呼ぶ)は、個人的には日本一だと思っています。

初めて夜にそば膳に行ったところ、つまみのメニューが充実していたので、さらに好きになりました。


そば膳の二八そば

そば膳の二八そば


なお、ここの十割蕎麦は絶品なのでぜひ皆さまにも味わって頂きたいのですが、お昼しか打っておらず(通常は二八蕎麦)、さらには午前11時の開店からあっという間に売り切れてしまうようです。

私は午前11時45分に店に着いたものの15分待ちで、入店していざ注文しようとしたら、すでに売り切れでした。(大粒の涙)

女将さんに相談したら、事前に十割蕎麦何人分と席を予約することが可能なのでお勧めとの事でしたので、次回からはそうしたいと思います。

また、そば膳の隣にある「そば処りき」も地元では評判が高く美味しいそうですし、老舗の「林檎舎(りんごや)」はかえし(つゆ)の中にクルミの実が入っていて香ばしく、お蕎麦もとても美味しいです。いずれにしても、今年の冬の白馬は3年ぶりに混雑しそうなので、蕎麦の有名店に行かれる際は事前に予約しておくのがお勧めです。

「Hakuba Valley 全山共通シーズン券」を初めて購入しましたが、フルマークス白馬店の江口店長から、「エイブル白馬五竜スキー場はナイター前にもピステン(雪面を整えるキャタピラの大型車両)をかけてくれるのでとても楽しいよ」との貴重なアドバイスを頂きましたので、早速ナイターシーズン券も購入してしまいました。

23日間で白馬村にある9カ所のスノーゲレンデのすべてのコースを滑り、夜は白馬五竜のナイターを楽しみ、さらに白馬村にあるすべての蕎麦屋と体力回復に欠かせない温泉を巡るのが私のタスクとなりました。

果たして65歳の身体と体力が持つのか、今からワクワクしていますが、その前にサクッとインドネシアとフィリピンにサーフトリップしてきます。(了)

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