☆加藤のウラナミ『波乗りと仕事、どちらを優先する!?』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

20歳ころの自分

44年前の市役所2年目の20歳のころの自分。場所は辻堂海浜公園駐車場です。

弊社は、再来年で創業30年になります。本当に早いものですね。特にコロナ禍のここ2年間はあっという間でした。
古い話になりますが、起業前は横浜市役所に18年間務めていました。
そのうちの約14年間はサーフィンにどっぷりとハマり、市役所の有給休暇を波のある時に半日単位で活用しまくっていました。市長部局で1万人はいましたが、そんな市職員は皆無だったと思います。笑笑
ケガや病気で休暇を取るなんて私の辞書にはなく、多少つらい時でも無理して出勤していました。元々身体は丈夫な方なので、たくましく育ててくれた両親に感謝です。

それでもサラリーマンの皆さまと同様に、波のありそうな時に必ず休暇が取れる訳ではありません。自分が関わる重要な会議やイベントなど、海に行きたくても行けない悔しい思いを相当食らっています。

しっかり予想天気図から波を読んで、また自分が記録していた過去の波乗り日記のアーカイブデータも活用して、必ず波がある時に有給休暇を当てられるようにしていました。そんな努力!?が波情報ビジネスを始める上でとても役に立ちました。

ある初夏のころ、重要な業務があるため始業から1時間半早く出勤しなければならない日がありました。日の出が4時半頃だったので、午前4時の薄暗いうちにパドルアウトして1時間半みっちりとサーフィンしてから出勤しました。もっと波乗りしたいと多少後ろ髪は引かれたものの、厳しいスケジュールの中でもしっかり波乗りしてから出勤したので、気持ち的には満足感がありました。
困るのは、波がないと予測していた日に急にサイズアップしてきたケースです。そういう場合でも、午後に何も用事がなければ半休を取りますが、重要でないアポや会議が入っている時には悶々としてしまいます。

概ね仕事を優先してきましたが、台風スウェルの時などはドロップしたい気持ちが上回り、『所長、すみません、子どもの体調が悪く医者に連れて行かなければならないので、申し訳ありませんが午後休ませてもらってよろしいでしょうか。先輩、会議は済みませんがよろしくお願いします……』そんな言い訳をして海に向かったこともあったかもしれません。笑笑

今はテレワークの浸透により、コロナ以前よりも海に入っているサラリーマンを数多く見かけるようになりました。よって、私のような苦しい言い訳をしなくても気軽に!?海に入れる環境が整っていて羨ましい限りです。
私の親父は66歳の時に心筋梗塞で急逝しました。私もその年まであと2歳です。まだお迎えは来ないとは思いますが、いよいよ御臨終という際には、『この世に生まれてきて良かった。波乗りを続けてきて本当に良かった。サーフレジェンドを起業して、多くの親しい友人とナイスな社員、そして愛するファミリーに囲まれて最高に幸せな人生だった……』と言えるよう、これからも残り少ない人生を精一杯前向きに生きて、思いっきり波とパウダーにスプレーを飛ばしたいと思います。

この波とこのライディングを早く復活させたい!!! 場所:インドネシア スンバ島

この波とこのライディングを早く復活させたい!!! 場所:インドネシア スンバ島

皆さまにおかれましても、仕事を取るか、波乗りを取るか迷うシーンがあったならば、出来るだけ後者を選んでください。

仕事は翌日以降にフォローすることが可能ですが、その日その時の波は二度とドロップすることはできないですからね。
なお、その選択の結果は必ず自己責任でお願いしますね。笑笑

今年の私のウラナミはこれが最後となりました。本年は大変お世話になりました。
新年こそ台風スウェルの当たり年になりますように。そして国内外に自由にトリップできるようになりますように。
少し気が早いですが、皆さま良いお年を~!!!!! (了)

 

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