コロナによる自粛のために自宅で過ごし、すっかり体がなまってしまった方も多いのではないでしょうか? 冬に海に行ってなかった方は、パドル筋が衰えていると思います。冬に行っていた方でも、1か月程度サーフィンをしていないと、サーフィンに必要な全身の筋肉が少し落ちているでしょう。
そんな、筋肉の衰えを防止するために、自宅で筋トレ、いわゆる「陸トレ」をしている方も多いはず。
パドルに最も貢献するのは「広背筋」といわれています。この「広背筋」を鍛えるにもっとも効果的なのは「懸垂」だそうです。しかし、この「懸垂」ができるような設備が自宅にある方は少ないでしょう。外出自粛時であっても外で運動をしたいのであれば、「マスクをして、人の少ない時間に、人との距離をとって」と言われているので、夜中や早朝に公園などに行くってことになってしまいますね……。
続いて、テイクオフについて。こちら、主に使う筋肉は「大胸筋」と「腸腰筋」と言われています。「大胸筋」は胸の筋肉です。「大胸筋」を鍛えるには「腕立て伏せ」! これは誰でも家でできますね! 「腸腰筋」は下腹部のインナーマッスルです。この下腹部のインナーマッスルを鍛えるには、上体を固定して両足上げ下げする「レッグレイズ」が効果的だそうです。
最後に、ターン時のしゃがんで足を伸ばす動きにつかう筋肉。これは「大臀筋」と「大腿四頭筋」です。「大臀筋」とはお尻の筋肉で、「大腿四頭筋」はももの前側の筋肉となります。
この二つの筋肉を鍛えることで、「股関節の伸展」と「膝関節の伸展」する力がつき、ターン時の足を伸ばす動作につながります。「大臀筋」と「大腿四頭筋」を鍛えるには、筋トレの王様といわれる「スクワット」が有効です。ジムであればバーベルを使った「バーベルスクワット」となりますが、自宅でしたらダンベルを使った「ダンベルスクワット」、ダンベルがなくても手を柱や机などにつかまってバランスを取りながら「片足スクワット」ができます。写真はオーストラリアのWSL Championship Tour Women’s TourのTyler Wrightですが、女性であっても強い下半身によって強烈なスプレーを飛ばすことができています。
そして、このスクワットですが、最近はやりの「美尻」効果があります。男性・女性問わず、かっこいいお尻になりたいと思っている方もいるでしょう。上述しているように「大臀筋」とはお尻の筋肉です。大臀筋が発達すると、形の張った綺麗なお尻になります。サーフィンの上達を目指しつつ、グッドプロポーションを作ることができます。
コロナが収束に向かっているであろうこの夏に向けて、今から「美尻」を作ってみるのはいかがでしょうか!