唐澤予報士『意外と寒いんです』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

雪 結晶

もうすぐ12月。(このウラナミは11月末に執筆)
暦の上でも冬となり、この湘南の海でもウェットはフルスーツ。先日は、首都圏では記録的な初雪・初積雪となり、めっきりと寒さが身に染みるようになってきました。自分は、暑いのも寒いのも決して苦手ではないのですが、家の中でもフリースやダウンを着て靴下をはき、ホットカーペットの上でゴロゴロしています。この数週間は体が慣れていないのか、体脂肪が少なくなっているのか、基礎代謝が落ちているのか、よくわかりませんが、かなり体の冷えでつらい思いをしています。とにかく寒いんです。

よく、北海道出身なので、「これくらい寒くないでしょ」「寒さには強いでしょ」とか言われます。確かに、寒さには強いかもしれません。ただし、北海道出身者で首都圏(東京)に来ている人が必ず言うのが「東京の冬は寒い!」です。これは、自分でもそう思います。なぜかというと、北海道は家や建物の暖房がしっかりとしており、屋内なら間違いなく北海道の方が暖かくなっています。防寒対策がしっかりとされていて、窓は二重で隙間風などなく、ストーブをガンガン炊いているので、部屋の中ではTシャツ一枚で余裕で過ごせるほどです。また、公共の交通機関も暖房がしっかりとしており、特に札幌であれば地下街が発達しているために、街中であれば決して寒くはないのです。また、雪は空気を含むので断熱作用があり、いったん雪が積もってしまうと、さほど寒さを感じません。(といっても、当然屋外はそれなりに寒いんですけどね……。)

最後に豆知識。一般的に、ビールとアイスクリームの売り上げは気温に比例するといわれています。暑い夏には売り上げが増え、寒い冬には売り上げが減ります。まー、当然ですよね。しかし、北海道だけは異なっています。年間を通して、ほぼ売り上げに変動がありません。これは、上記にあるように、冬でも室内が暖かいから。冬でも暖房のガンガン効いた室内で、ビールを飲んで、アイスクリームを食べるからです。なので、北海道では、ほぼ一年を通して、ビールやアイスクリームの売り上げの大きな変動がないといわれています。

最近の記事

関連する記事