上條将美のウラナミ『はまる』

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

こんにちは、上條将美です。

このウラナミを書いているのは11月初旬。台風19号、20号ともにこちら湘南にうねりを届けることはなく、どうやら今年の台風シーズンは終了した模様です。

それでも、冬型の気圧配置となって寒気の西寄りの波が反応する季節となってきました。また、朝晩はだいぶ気温が下がるようになってきましたが、水温はまだ暖かく、日中ならジャージのフルスーツで少し暑いくらいの今日この頃、皆さんはどうお過ごしですか。

 

さて、今回のウラナミのタイトル「はまる」ですが、サーフィンで言うとツラいシチュエーションの表現でもありますよね。ゲッティングアウトができず、延々とパドリングとドルフィンスルーを繰り返す。サーフィンにおける修業的な一面です。

 

ただし、今回の「はまる」は上記の意味ではありません。熱中している、夢中な、というものです。もちろん、サーフィンにはまっているのは間違いないですが、ここ最近で急にはまりつつあるものがあります。

それは、「鬼〇の刃」です。最早、社会現象と言っても過言ではないくらい巷では流行っていますよね。ニュースサイトを見ても、毎日話題になっていることもあり、たまたまテレビで放映するタイミングに気づいて録画して見てみました。最初の印象は、まあ面白いなくらいでした。でも、1話を見ると次が気になってしまい、気づけば4話連続で見ていました。

そもそも、特にアニメが好きなわけではありません。以前、子供が録画している「ワ〇ピース」にはまりかけたこともありましたが、いつの間にか見なくなってしまいました。

でも、「鬼〇の刃」は、あくまでも個人的な意見ですが、コロナ禍の今のタイミングで、人間が過酷な状況の中でどのように成長していくか、そのためにはどのような精神力、心構えが必要か、また、人間とはかくあるべきか、的な要素がふんだんにちりばめられ、時代に合った教訓、勇気づけられる要素を多々感じました。

そして、ついに映画館にも見に行きました。アニメを映画館で見たのは、おそらく小学生か中学生以来。覚えている限りでは、「機動戦士ガ〇ダム」ぶりだと思います。

最近のテクノロジーを駆使した3D映像などではないので、視覚的に驚くことはなかったですが、やはり大画面、大音量で見る映画は、テレビとは比べ物になりませんでした。

何よりも、終盤の感動のシーンでは、周りからすすり泣く声が多々聞こえ、自分もギリ泣かないものの、汗だくになっていました。

映画を見終わった後は、何か今までにない体験をしたようで、なぜかスッキリした気分でした。もしかしたら、リピートの初一人映画もありえるかも⁈

 

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