上條将美のウラナミ『最終結果』

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

 
 
こんにちは、上條将美です。
このウラナミを書いているのは11月の後半、2018年は早くもあと約1か月を残すのみとなりました。
年齢的な理由もあるとは思いますが、1年があっという間に過ぎてしまう気がします。
今年の正月のことなど、ついこの前のことのように感じてしまう、と言ったら言い過ぎでしょうか。

さて、WSLのワールドリーグもいよいよ終盤ですね。
CTでは、12月8日~20日の期間で行われる、「ビラボンパイプマスターズ」でグランドチャンピオンが決定します。ランキング1位のガブリエル・メディーナ、2位のジュリアン・ウィルソンともにパイプ・バックドアでのチューブライディングを得意としていますので、かなりの混戦、死闘になることは間違いないでしょう。

そして、CT入りを狙うQSツアーも、このウラナミを書いている時点(11月17日)でハレイワの「ハワイアンプロ」、サンセットビーチで行われる「バンズワールドカップ」のQS10,000の2つのプライムイベントを残すのみとなっています。
最大のポイントを稼ぐチャンスであるプライム10,000イベントは今年5戦あり、そのうちの2戦が最後とあって、ここで大きなランキングの変動や番狂わせが起こることは間違いのないところです。
このウラナミを書いた日はラウンド4までが終了し、クォーターファイナルのメンバーが決まりました。
ハレイワといえば、サイズが大きくないときはライト・レフトともにあるファンウェーブで、インサイドでは子供たちが遊ぶなどイージーな感じですが、一度サイズアップすると表情が一変、パワフルなチューブ波となり、ピーク方向に強烈なカレントが発生、おまけにインサイドはトイレットボールと呼ばれる非常に浅い危険なセクションもあります。
そんなハレイワで行われた今大会もサイズアップし、今日は頭半~ダブル、時折トリプル近いと思われるセットが入るコンディションのなか、WSLの達人たちは物凄いアクションを見せていました。
近年、サイズのある波でも短いボードに乗る選手が多いものの、そこはさすがにハレイワ、それなりのビッグボードを使用していましたが、それでもアクションはキレッキレで、とんでもないハードなセクションに当て込んでいきます。
このウラナミが掲載されるころには優勝者が確定していると思いますので、ぜひご覧になってみてください。
 
Hawaiian Pro
http://www.worldsurfleague.com/events/2018/mqs/2845/hawaiian-pro
 
 

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