上條将美のウラナミ『相棒』

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

アイキャッチ

 
 
皆さん、こんにちは上條将美です。
このウラナミを書いているのは6月29日(金)です。3~4日前から週間概況を書く際に週間天気図を見ていて、太平洋高気圧が日本付近へと張り出す感じはまるで梅雨明けの様で、社内でも「まさかこんなに早く梅雨明けか?!」と話題になっていましたが、まさにきょう、関東甲信地方は統計以来最も早い梅雨明けが発表されました。
ジメジメ蒸し蒸し、もちろん梅雨は好きではないですが、ここまで早く梅雨が明けると逆に心配になってしまいますよね。

さて、ついこの前、新しい相棒が2本届きました。
1本目は、5’8 x 19 1/8 x 2 1/2 EPS ラウンドテール
想定サイズは胸~頭オーバーくらい。対ヒザ~腰くらいの超小波用のボードは5’6のかなり幅広で分厚いワイドテールのファットボードがあり、腰以上の波では5’7のマジックボードを持っているので、その上のサイズで調子の良いボードが欲しく、今回のオーダーとなりました。
ここ2~3年、ボードには最大限の幅、そして厚さを追及してきました。
5’7のマジックボードも幅は19 3/4で、厚さも2 1/2です。リッターで表すとどのくらいになるかわかりませんが、なかなかの浮力・ボリュームです。
色々な浮力・ボリュームのボードを試すうち、ついに自分の限界サイズの幅と厚さがわかってきました。超小波用を除き、ある程度のサイズがある波では、幅は18 3/4~19 1/8の間。厚さは2 3/8~2 1/2の間という結論になりました。

もう1本が、5’9 1/2 x19 x 2/1/2 PU ラウンドテール
想定サイズは頭オーバーから頭半前後。このボードで特にこだわったのがレールとテール側の厚さです。上記の想定サイズではスピードを付けるための浮力・ボリュームは必要なく、むしろ、パワーのある波に対してボードが反発し過ぎないように厚みを抑え、フォームも反発のあるEPSではなくPUに変えています。
ボードは同じ長さ、幅、厚さでもレールやテールの厚み、フォームの素材によって全く別なものになります。ボードをオーダー、購入する際には、長さ、幅、厚さの数字だけで判断するのではなく、ぜひ、レールとテールの形状や厚さ、浮力・ボリュームを考慮してください。
ちなみに、テレビの「相棒」は一番好きな番組の一つです。
 
写真2

最近の記事

関連する記事