
さあ、どうラインをデザインする?☆加藤 (photo by OBIJUN)
さて前置きが長くなりましたが、今回のウラナミのテーマの『ラインをデザインする』とは、これまで48年間のサーフィンライフと、この十数年毎冬白馬や旭川などの雪山にシーズン中に40~50日間籠(こも)り続けた経験からたどり着いた“強い思い”です。
なぜならば、スノーボードもサーフィンも、真っ新(さら)な雪面とクリーンな波のフェイスに自分の描きたいラインを刻み込むことが“極上の楽しみ”であることを今冬のシーズンに改めて強く感じたからです。
サーフィンのラインは直ぐに消えてしまいますが、バックカントリー(BC)スノーボードのラインは風や雪が強まらない限りは何時間も残っているので、写真に収めることができたり、滑ってきたラインを振り返って仲間やガイドのラインと比べたりすることが容易にできます。あまりにも単純なラインだと振り返ったときに恥ずかしくなったりもしますが、はっきりとその軌跡が残るのがBCでのスノーボードの楽しみでもあり、また苦しみ?でもあるのかもしれません。(笑)

レイキー湾の向かい側にあるマチポイントでの☆加藤。酷暑に対応できてキャップが大波でも外れないラッシュガードを波伝説でも近々販売予定です。背中のポケットにはインゼリーや小ペットボトルも入ります。(photo by gecko)
海も雪山も素敵なラインを残せるか否かは、ライディングの高い技術を必要とする場合もありますが、一番はその人の“センス”が問われることではないかと私は思います。
もちろん雪山や雪のことや、海やサーフポイントの波のことを良く知るための経験や知識も重要になってくるとは思いますが、どうラインを描くかは個人の自由(センス)なので、感心するラインを残すライダーには尊敬の気持ちさえ抱いてしまいます。
スピードがありながらもスムーズで、曲線が綺麗な“大きなライン”を描くことが私にとっては究極のラインなのですが、時には途中で派手なスプレーを飛ばして周囲から歓声が上がるようなラインが残せたら、心の底から気持ちの良いライディングになり、それまでの努力や道のりをすっかりと忘れて感動してしまう瞬間に昇華します!!!
もしかしたら、BCスノーボーダーやサーファーは、その“快感とも言える感動の瞬間”を、奇声※を発しながら全身で味わうために続けていて、その瞬間が堪(たま)らなくて止められないのだとも思います。
※なお、サーファーが奇声を発するのはごく稀なことですが、誰もいない雪山の中で感動のライディングを味わうBCスノーボーダーの多くは奇声を発することが多いです。
私も含めて!!! ワォォォォォォ~!!!、ヤッホー!!!、イェ~イ!!!! (笑)
ラインを描くのにルールも決まりもありません。誰もが自由に自分勝手に思い描いた通りに好き勝手に描けば良いのです。そんなスポーツ、楽しみは他にはほとんど無いと思います。
だから68歳にもなっても、ライフスタイルの中心を成していて、いつまでも老骨に鞭打ってチャレンジしつづけられるのだと確信しています。
綺麗なラインを描いたBCでのスノーボーダーと、きれいなラインが描かれた波のフェイスをグライドするサーファー、どちらの被写体を撮影してもとても絵になるのは当然の成り行きですね。
サーフィンの調子を取り戻しつつ、今後はどんなラインが描けるのか、今シーズンの自分のパフォーマンスにちょっとだけ期待したいと思います。
68歳を言い訳にはしたくありませんからね… “イェ~イ!!!” (了)




