唐澤予報士のウラナミ『今シーズンも期待! だけど……』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

唐澤さん


2022年2月のニセコバックカントリー


ズバリ、今シーズンも雪は当たりとなりそうです。

先シーズンは、北海道を始め、新潟や群馬でも良い雪でスノーボードをすることができました。どうやら、今シーズンも当たりとなりそうです。

細かな説明は省きますが、ラニーニャ現象が発生している冬は日本付近に寒気が流れ込んできやすくなるために、寒くて雪が多くなる傾向にあります。この、ラニーニャ現象が2年以上前から続いており、今冬も継続される予想となっています。そのため、今冬も寒くて雪が多くなる可能性があります。

気象庁が発表した12月~2月の3ヶ月予報では、寒気の影響を受けやすくて、冬型の気圧配置が強いために、気温は平年並か低く、降雪量は平年並か多い予想となっています。細かく見ると、自分の出身地である北海道では、気温・降水量・降雪量はほぼ平年並で、冬らしい冬となりそうです。また現在、居住地から車などでいっている甲信越では、新潟などで降雪量が平年並か多い予想となっています。どうやら今シーズンもスキーヤーやスノーボーダーにとっては当たりとなりそうです。今からワクワクしています。

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(気象庁HPより)

ただし、悩みの種なのが、お金と混雑。

昨今の円安および化石燃料を始め物価の高騰により、多くのスキー場および関連施設の値段が上がっています。リフト代は軒並み高騰しています。北海道にいたころは、リフトを使わずにゲレンデ外を歩いて登って滑るバックカントリースノーボードもしていたのですが、今は雪山に行ける日数が減ったので、できるだけ数多く滑りたいので普通にリフト等を利用して滑っています。そのため、リフト代の高騰は財布を直撃します……。

さらに懸念されるのが混雑。この数シーズンは新型コロナ禍のために、外国からのインバウンドの方がほとんどいない状況でした。外国人スキーヤー・スノーボーダーがあふれていたニセコなどは、先シーズンや先々シーズンなどは、まるで10年以上前に戻ったような感じで、ほぼ日本人だけ。外国人があふれていた数年前は、リフトが動き始めた一時間後には新雪(パウダースノー)はほぼ無くなってしまうような感じでしたが、先シーズンや先々シーズンはその日の状況にもよるものの夕方まで新雪が楽しめることもありました。しかし新型コロナによる入国規制が緩んだ今シーズンは、インバウンドの外国人で混雑してしまうのかもしれません……。(さらにいうと、そのために宿泊施設の値段も上がっています)

ということなので、今シーズンは地元民しか来ないような北海道のローカルスキー場を狙ってみようと考えています! 雪は良くて、リフト代は安く、混まないような所があるのですよー!

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北海道大雪山バックカントリー フロントサイド360テールグラブし損ね

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 北海道空知地方某スキー場

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