写真 WAVE PARKに通じる所でハイチーズ!!!
実際にサーフィンした波の感想はどうか?
始業時間から毎時間ごときっちりと波は造られてサーフィンできますので、5分前の55分にはパドルアウトすることができるアナウンスが放送されます。また、終了の5分前の50分にもアナウンスがあります。
腕に付けたゼッケンは大体開始から40分くらいにはライフガードが回収作業に入ります。ライフガードがプール内にいる場合にはそのまま渡して、プールの壁の上からガードしている場合には、ロープに括(くく)り付けた網の中にゼッケンを入れるように促されます。
波は55分間の中で連続して12本から20本くらい(そのカテゴリーによって異なる)続いたのち一旦休憩が5分間くらい入り、休憩後に再び同じサイクルが続く仕組みになっています。12本サイクルではおおむね一回休憩するくらいで次のセッションの波に乗れるので、次の人が乗れないようなワイプアウトなどが無ければ、1セッションで12~20本くらい乗れます。残り5分になると次のセッションのサーファーとの交代時間となります。
ライト・レフトともに、波のピークの反対側の壁に沿ってピークに向かって弱いカレントがあるのでピークには容易に戻れますが、休憩することなく波に乗り続けるとかなり体力を消耗してしまいます。なお、セッションを連続して予約することは可能ですがかなりハードなので、1回分パスして少し休憩するか、2~3回パスしてホテルに帰って休憩するのも良いと思いました。
動画をここに1本入れたい
フニ君からは、「途中で後ろのサーファーに波を譲って休憩しながらやらないと結構疲れてしまうので注意して!!」とも言われましたが、まさにその通りでした。
かつての自分はトレーニングに明け暮れていたので“鉄人”と呼ばれるほど体力がありましたが、さすがに間もなく67歳の身体には余裕がありませんでした。(涙)
シニアのサーファーや普段あまりサーフィンやトレーニングをされていない方は、途中で休憩を入れながらマイペースでサーフィンされることをお勧めします。
定員25人のサーファー(ロング・ショートともに一緒)がピークから順番に並びますが、ロングはうねりから乗れるのでショートが待つポジション(側壁に番号が振られていて3と4の中間の3.5くらいからパドルを開始するのがベター)よりも奥からパドルしても簡単にテイクオフできていました。
それでもビギナーのロングボードサーファーが中級の波を選ぶと、いきなり掘れてくるのでテイクオフするのは易しくないです。
一方、初心者用の波は腰前後サイズでさほど掘れもしないので、まずはこちらに慣れてから中級クラス(胸サイズくらい)にチャレンジするのが良いかと思います。
なお、ライトは最初の波から乗れますが、レフトの最初の波は機械の問題でサイズが小さく、ライフガードからパスするように言われるため2本目からのライドとなります。
プールの奥から「ゴオー!!」という音がしてきたら軽くパドルを開始し、テール側が盛り上がってきて波のピークが近づくのが感じられる前に、Poolの奥(テール側)に向かって水面の水が引き寄せられるのを強いパドルでこらえて3.5の位置をキープすると、波がさらにせり上がってきて一気に押されてテイクオフすることが可能になります。そのタイミングが難しいのですが、テイクオフ時にサーフボードをショルダー側に少し向けるのと、頭と視線もショルダー側に向けるのがスムーズにテイクオフできるコツのようでした。
「言うは易し、行うは難し」ですが、パドルが速くてテイクオフがスムーズな若いサーファーは最初から身軽にテイクオフして3~4発ほどアクションを入れられるものの、「よっこらしょ」と立ち上がらざるを得ない私のようなシニアサーファーにとっては、海とはまったく勝手が違って中々テイクオフをメイクすることができないようです。あくまでも個人差があり、体形がスリムな方などは問題ないとは思いますが…
本当にお恥ずかしい話なのですが、最初のラウンドで私は6本続けて波に置いていかれたりパーリングしたりで、まともにライドすることができませんでした。(涙)
よって、とても悲しい屈辱感を経験しましたが、ベテランサーファーでも私のような経験をした方も少なくないようです。ちなみに波に置いていかれたり、パーリングすると、次に来る波を乗ることは許されず、そのまままっすぐスープライドするようにとライフガードから注意されます。ということは有料の波を1本パスすることになるのです。(涙)
二日目からはボリュームのある板に換えて、またテイクオフする際のポジションを変更したのと、頭と視線をショルダー側へ向けるなどの修正をした結果、少しずつ乗れるようになりました。
フニ君の話では、WAVE PARKを中心にサーフィンするサーファーがいるそうです。フニ君はそれらのサーファーのことを“PARK SURFER”と呼んでいましたが、彼らはWAVE PARKでは上手なものの、ヤンヤンなどの海の波ではさほど上手ではないと言っていました。やはり大自然の海で沖から届いてくる波をサーフィンするのは、とても難しいということだと思います。つづく。