上條将美のウラナミ『危険生物』

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

カラス写真

 
 
こんにちは、上條将美です。
6月になり、気温も水温も上昇し、沖縄ではすでに梅雨入りしている今日この頃、皆さんはどうお過ごしですか。

さて、この時期になると毎年来る海の“招かれざる客”といえば、カツオノエボシですよね。
オンショアが吹きやすくなるこの時期、風に乗ってやってくるので、オンショアコンディションのときは要注意です。
自分もカツオノエボシには何度か刺されたことがあります。
軽く刺されたこともあれば、風で足だけ飛んで来て刺されたこともあり、一番ひどかったのが小学生の時、腕にガッツリと乗っかるように刺されたことです。かなり大きなカツオノエボシで、電撃を受けたようなあまりの激痛に本体の浮袋をむしり取ったものの、足というか触手は腕に残ったままで、一緒に海入っていた父に一本一本取ってもらいました。
痛みはなかなか引かず、逆にわきの下のリンパ腺まで痛くなり、痛みが引くまでのしばらくは寝込んでしまいました。また、刺されたところは青い刺青を入れたようになり、1か月以上あとが消えませんでした。
海で怖い危険生物と言えば、エイもその代表ですよね。自分はまだ刺されたことはありませんが、相当な激痛らしく、刺された知り合いは気絶しそうになったと言っていました。

そして、危険な生物は海だけではなく、陸にもたくさんいますよね。
それまで、特に気にしたことはなかったのですが、先日、初めてカラスに襲われました。弊社は、某有名スーパーである「SE◯YU」の隣にあり、帰宅する前に買い物をして、会社の駐輪場に置いてある自転車に乗って返ろうとしたところ、屋根の上からカラスが「ギャーギャー」と激しく鳴いてきます。そして、激しく鳴きながら自分の方へと徐々に降りてきました。
少し危険を感じたので、烏から目をそらさずに自転車を走らせました、すると着いてくることはなかったので、気にしないで走っていたところ、頭にシャーッという感触を感じました。
なんと、カラスが足で引っ掻いてきたのです。その時は雨が降っていたので、たまたまカッパのフードをかぶっていたので怪我がなくてラッキーでした。
家に帰ってカラスについて少し調べてみると、カラスをジッと見るのは敵と思われて警戒されるようです。また、この時期は産卵や子育てで特に敏感なっているとのことです。
対策としては、カラスは後ろから後頭部を狙ってくるので、カラスに背を向けずにその場を立ち去る、攻撃事態は回避できないものの帽子をかぶる、腕を上げる、だそうです。

皆さんも海・陸を問わず、危険生物には気をつけましょう。

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