2025年のゴールデンウィーク。
長女から「潮干狩りに行ってみたい!」というリクエストがあり、家族5人で横浜・海の公園へ出かけました。
この日は、“波待ち”ではなく、“貝待ち”の海時間を楽しむことに。
そんな私が、潮周りとしては理想的だったはずのこの日に、なぜか収穫に苦戦したのです。
その体験から得た、潮干狩りの奥深さと、事前の“読み”の重要性についてお伝えします。
「大潮・干潮=ベストタイミング」とは限らない
潮干狩りに出かけたのは、4月27日。
大潮の日で、干潮時の潮位は15cmという、まさに潮干狩りに適したコンディションと言われる日でした。
ところが、実際の収穫量は思ったほどではなく、拍子抜けする結果に。
比較対象として思い出したのは、2週間前の4月12日。
そのときは潮位29cmと、今回よりも条件は控えめだったものの、家族でかなりの量を採ることができました。
潮が引いていればよく採れる——!という単純な話ではなかったようです。
おそらく、直前の混雑状況や、すでに掘られた影響が大きく関係していたのだと思います。
混雑も、収穫量を左右する大きな要因に
訪れたのはゴールデンウィーク2日目。
前日も多くの人が訪れていたようで、目ぼしい場所は掘り尽くされており、なかなか貝を見つけることができませんでした。
サーフィンでも、混雑したピークを避けて少し外した場所にポジションを取ることがありますが、潮干狩りでも“人の流れ”を読むことの重要性を痛感しました。
子連れ潮干狩りは、想像以上にハードだった
9歳、5歳、2歳の子どもたちを連れての潮干狩り。
事前に濡れることや気温差を想定し、着替えやタオル、防寒着も準備して行きました。
子どもたちが寒さに凍えるのは念頭にあったため、なるべく海水に浸からせないようにしていたのですが、そんなの無理でした(笑)
子供だもん、ビチョ濡れになるよね〜!と、心の中で頷きました(笑)
結果、5歳と2歳の子どもがずぶ濡れ&寒さで戦線離脱してしまいました。
洋服はびしょびしょ、4月下旬の海風は思った以上に冷たく、体が冷え切ってしまったので、すぐに海から上がらせて長袖・長ズボンを着せて体を温めました。
潮干狩りは春とはいえ「水遊び+風対策」が必須ですね。
戦線離脱する前の子どもたち↓↓↓
成功のカギは、“掘るタイミング”にもあった
潮干狩りといえば「大潮」「干潮」が基本とされていますが、今回の体験から、それだけでは不十分だと感じました。
実際に現地で気づいたポイントは以下の3つです。
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干潮の2〜3時間前には現地に到着しておく
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混雑のピークを避けるため、連休の中日などは避ける
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潮位よりも、人の動きや掘り尽くされ具合が収穫を左右する
サーフィンでいえば、潮が引き始めるタイミングのブレイクや、風が変わる瞬間の変化に注目するような“読み”が重要になる。
そんな感覚に近かったです。
潮干狩りを通して、海の“変化”と向き合えた
今回の体験であらためて感じたのは、やはり海は一筋縄ではいかないということ。
自然は常に変化していて、同じ条件でも結果は異なります。
波、風、混雑、地形、気温、タイミング。
それらの要素が複雑に絡み合って、成果に直結するという点では、潮干狩りもサーフィンも同じだと感じました。
今回の収穫は少なめでしたが、帰宅後に採れたアサリで作ったボンゴレやクラムチャウダーは絶品でした。
子どもたちも喜んでくれて、「また行こうね」と話してくれたのが何よりの収穫です。
波がない日でも、海と関わる方法はたくさんあります。
サーフィンだけではない“海の楽しみ方”を知ることで、新しい発見と学びが得られます。
家族との時間を重ねながら、そんな海との付き合い方を見つけていけたらと思います。
YUKI☆