竹内予報士のウラナミ『関東に接近した台風7号』

竹内予報士

竹内予報士
大学時代に気象学を専攻し、気象予報士を取得。その後IT企業に十数年勤めた後、サーフレジェンドに加入。サーフィンと釣りとバックカントリースノーボードがライフスタイルです。 サーフィンはショートボード(歴15年ぐらい)、釣りは小学校時代のバス釣りから始まり今はオフショアでのルアー釣りが中心(真鯛、太刀魚、青物など)、バックカントリースノーボードは谷川岳や平標山、白馬、立山などで活動しています。

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こんにちは。竹内です。
皆様、良い台風スウェルをゲットできていますでしょうか?

去年もそうだったのですが、今年の台風も、日本付近で発生して発達しながら接近・上陸する台風が多いですね。
理由は色々ありますが、日本付近の海水温が平年より高いことも原因の1つと言われています。

遠くで発生して発達する台風は良質なグランドスウェルを届けることが多いのですが、日本付近で発生して接近する台風は、台風との距離が近い分、台風自体の風の影響を受けやすいのでどうしても風波っぽくなってしまうのと、距離が近いのでうねりの持続性がないことが多いです。

8月に関東に接近した台風7号もまさにそのような感じでした。

8月17日(土)と18日(日)、波伝説の千葉オフィスのあるサンライズポイントで入りました。
8月17日の天気図がこちら。

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天気図だけを見ると、950hPaの台風がすぐ近くにあり、ハードやクローズになりそうな気がしますが、台風に吹き込む強いオフショアで一気にサイズが下がり、クローズにはならず全然ライダブルで、サイズも胸~頭くらいでした。

最近はフィッシュやミッドレングスに乗ることが多くなったので、頭オーバーのパキパキの波に、久しぶりにショートでチャレンジしようと意気込んでいたのですが、ちょっと残念でした。


ショートボードはCHANNEL ISLANDSのHAPPY EVERYDAY

ショートボードはCHANNEL ISLANDSのHAPPY EVERYDAY


それでも待てば頭サイズの波もあり、良いレギュラーの波に何本か乗ることができました。

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翌8月18日はショートではなくミッドレングスで。
厚い波が多かったものの、台風のバックスウェルが入り、待てば胸~肩サイズの波がありました。


SURFIDの6.6ツインピン

SURFIDの6.6ツインピン




動画のような厚い波はミッドレングスの方がマッチしていますね。
波によって板を使い分ければ、波をより楽しむことができますし、またミッドレングスはショートボードの練習にもなると思っています。

残り少なくなってきた今年の台風スウェルシーズン。
可能な限り追い求めていきたいと思います。

それでは、皆様が良い波に乗れることを祈りつつ、次回もよろしくお願いします。

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