米山予報士のウラナミ『梅雨前線上の低気圧』

米山予報士

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米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

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皆さん、こんにちは。

異例の早さで梅雨明けをしてしまいましたね。
雨が降り続くと外出するのを躊躇うこともありますが、公園とかに行くとアジサイが咲いていて、梅雨特有のいいところもありました。
そして、晴れが続くと30℃超の暑さで外出するのが億劫になりますね。

さて、梅雨の波ですが、梅雨の時は予想が外れることが多かったですよね。たまに波が上がる予想になっていても、意外と上がらなかったりすることもあり、風の予想が外れることも多いです。
梅雨の時に波をもたらしてくれる要素の一つに、梅雨前線上の低気圧がありますが、この低気圧は小さいので、メソスケールの低気圧と呼ばれたりもします。低気圧の他にもメソスケールの現象があり、集中豪雨や局地的大雨など激しい現象が含まれています。毎年、ゲリラ豪雨などが災害につながってしまいますが、これらの現象は局地的で規模が小さいので、予測精度が低くなってしまうんですね。また、これらの現象はわずかな違いで予測結果が大きく変わってしまうので、予想が外れやすくなってしまいます。
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こういうときは、数値や予想よりも実況のポイント情報をマメに確認すると、思わぬいい波に乗れたりもします。今年はすでに梅雨明けしてしまいましたが、来年の梅雨の時は未来のことに一喜一憂せず、実況の情報を当てにしてみてください!

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