唐澤予報士のウラナミ『長い板のオススメ!!』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

唐澤予報士のウラナミ画像

皆さん、先日の台風21号はどうだったでしょうか? 一時は超大型で猛烈な勢力となったこともあり、各地で甚大な災害が発生しました。まずは被害にあわれた方には心よりお見舞いを申し上げます。

一方で、良い波や大きい波に恵まれた所もありましたね。ものすごい数の「いいね!」がついた波伝説内の「Core Surf Japan」で掲載された仙台新港や四国のプロやトップアマ・ロコサーファーのセッションの写真のように、背筋が凍るほどの巨大な波となった所も多かったと思われます。皆さんの中にも、大小問わずに台風21号の波を十分に満喫された方もいるのではないでしょうか。

自分も台風の通過を挟んでの前後で、4日連続で台風の波を満喫しました。台風が直撃した日の午前は自分では太刀打ちできないような状況でしたが、接近時や通過後の落ち着き始めた時にはまずまずの良い波でした。特に波質が良かったのは直撃した日の午後の落ち着き始めとその翌朝でしたが、サイズ的に良かったのは直撃前日の朝でした。

その日の朝は、アベレージでオーバーヘッドから頭半サイズ、ごくたまのセットはダブル近くで、湘南のビーチブレイクとしては限界一歩手前のややハードなコンディションでした。セット間隔はあったものの流れが強く、最初のゲッティングアウト時で50~100mも横に流されるような状況でした。ウェットスーツに着替えてサーフボードを持ってビーチには着いたものの、見ただけで諦めてすぐに引き返す人も多く見られました。サイズがありオフショアがやや強かったということもあり、テイクオフ時になかなかサーフボードが降りないような状態なので、ゲットができていた人でもテイクオフが間に合わずにピークから降り落ちている方もいました。

そんな状況で役にたつのはやっぱり長いサーフボード。ハイパフォーマンスを見せなければいけないプロサーファーとは違い、我々一般サーファーはまずは波に乗ってナンボです。多少動きづらいかもしれませんが、やはり長いサーフボードだとテイクオフが楽でスピードが速くてライディングは安定します。その日は、自分は今年初の6′6のセミガンボードで入ったために、何本かロングライドをメイクすることができました。

年に何回も出番があるわけではなく、もしかすると一度も使わないこともあるかもしれません。ただし、その極たまにある自分にとっては限界ギリギリのサイズの波を乗るためにも、長い板を一本持っておくことをオススメします!!

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