米山予報士のウラナミ『5月の風』

米山予報士

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米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

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皆さん、こんにちは。20度を超える日もチラホラでてきて、水温が温かくなり、サーフィンのしやすい季節になってきましたね。フルスーツを着る時期は長いですが、これから一気にシーガル、スプリング、トランクスに変わっていき、毎年、夏まであっという間に過ぎる気がします。

さて、僕の過去のチェックを思い返すと、5月は風の予想が外れやすい季節になります。今日はオンショアがビュンビュンだから海に入らなくていいかなと思っていると、突然オフショアが吹いたりすることが多く、数値予報も当たらない時が多いかなと思います。SnapCrab_NoName_2021-5-11_18-38-27_No-00
詳しい原因は難しいのですが、5月は地上は温かくなるのに対し、上空はまだ強い寒気が入ることがあり、大気の状態が不安定になることが一つの原因だと思います。上に冷たい空気、下に温かい空気があることは空気の重さを考えると本来不自然なので、温かい空気と冷たい空気が元の位置に戻ろうとするのが「大気の状態が不安定」という状態で、風向・風速も不安定になりやすいのだと思います。

僕の住んでいる藤沢は冬から春にかけて地形がイマイチな場所が多かったので、これから夏にかけて回復し、オンショアの予想も外れて、オフショアでガンガン波乗りできるといいですね〜。

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