米山予報士のウラナミ『国内トリップ①〜鳥取編〜』

米山予報士

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米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

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こんにちは。先日、2週間の休暇をとり、日本海〜宮崎へサーフトリップに行ってきました。
出発前に確認した波伝説のツール『Wave Hunter』では、10月19日(金)は日本海側で北寄りのうねりが反応する予想でした。しかも朝はオフ寄りの風が吹きそうだったので、朝には現地に着いておきたいと思い、18日(木)のお昼前に仕事を終え、お昼過ぎにはさっそく車で湘南を出発しました。
 
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漠然と日本海に向かっただけで、具体的な目的地を決めていなかったのですが、以前、京都〜石川は行ったことがあるので、鳥取県を目指すことにしました。SAでちょくちょく休みながら進み、着いたのは日付が変わるころでした。
車中泊をし、夜明けころから波チェック。まずは波伝説で情報を提供している白兎を見に行き、すぐ隣にある小沢見もチェック。どちらもパッとしない感じで誰もいませんでした。次は鳥取砂丘方面に行きました。鳥取砂丘から海が一望できたのですが、どこもヨレヨレのダラダラとした波。入りたいと思う所はありませんでした。次は岩美町方面に行き、どんどん波が小さくなっていたので、諦めかけたのですが、最後にチェックした羽尾はショルダーの張った波が割れていました。羽尾は小さい湾になっていて西〜北西風をかわし、白砂で水が透き通った綺麗なビーチでした。ロングが左側、ショートは中央〜右側とエリアが分かれていて伊豆の多々戸浜に似ていました。最初は胸くらいだったのですが、入っているうちに頭くらいにサイズアップし、しかも人数は4名だけ。期待外れに終わるかなと思っていただけに大満足でした。長めの1ラウンドを終え、一休みしていると、お昼ころから北〜北東風が吹き出し、面がザワついてきました。
 
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2ラウンド目もせっかくなら面が良い所で入りたいと思い、今度は米子方面へ向かうことにしました。途中、所々でサーフィンができるポイントがあるので、順に見ていくと、青谷が面ツルのコンディション。右側にある長尾鼻という岬が北東風を完璧にかわしていました。ここもビーチブレイクでドカ掘れするような波質。普段入っている辻堂のような感じでしたが、右側に岬があるせいか、ダンパーではなく、形の良い波も割れていました。セットは頭くらいのサイズがあり、最初はテイクオフが掘れ掘れで怖かったのですが、女性のショートボーダーが次々と波に突っ込むのを見ているうちに、気持ちをプッシュされ、徐々に慣れて楽しむことができました。
 
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後に宮崎で出会った関西圏の方に聞いたところ、風が弱ければもっと波が良いとのことでしたので、鳥取は相当にポテンシャルを秘めた所だと思いました。

続く
 
 

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