三輪予報士のウラナミ『幸いだけど不幸過ぎ?』

三輪予報士

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三輪予報士:事故による大怪我から、キックボクシング人生にサヨナラと告げる。2年間のリハビリ生活の後にサーフィンに出会う。刻々と変化する波の変化から、気象に興味を持ち気象予報士資格を3回目の試験にて取得。サーフィン・気象ともに日々精進中。

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先月、オーストラリア「Margaret River Pro」が、イベント会場近くでシャークアタックが発生したことにより途中キャンセルとなりました。

シャークアタックといえば、2015年南アフリカ『J-BAY OPEN』でミックファニングがファイナルのヒート中に遭遇。サメにパンチを食らわすという超人的な行動によって、奇跡的に無傷で生還したことは深く記憶に刻まれています。

後にミックファニングは「アンラッキーだった、しかしラッキーだった」と語っています。

まさに「不幸中の幸い」でした。

同じくシャークアタックからの奇跡的な生還のニュース……

2018年4月、ディラン・マクウィリアムスさん(20歳)が、ハワイのカウアイ島沖でボディーボード中にシャークアタックに遭遇。サメに脚を噛みつかれ、7針を縫うという怪我を負いましたが、自力で岸まで泳いで戻り生還。これもまさに「不幸中の幸い」です。

しかし、マクウィリアムスさんの場合、話はそこで終わりません。

去年7月にも、キャンプ中に野外で眠っていたところベアーアタックに遭遇し、アメリカクロクマに後頭部をかじられ9針を縫うという怪我を負っています。さらにその前にも、ハイキング中にスネークアタックに遭遇し、ガラガラヘビに噛まれて軽傷を負っていたのです。

超危険生物に3回も襲われているので、生きているだけでも「不幸中の幸い」ですが、もはや「幸いだけど不幸過ぎ」です。

「幸い」という結果は良いのですが、そもそも「不幸中」という状態に陥りたくないですよね。

危険な雰囲気を察知するというか……空気感というか……第六感というか……なかなか難しいですけど。

日本でのサーフィンでシャークアッタクはなかなかないと思いますが、その他の危険(怪我・事故・トラブル)との遭遇も、楽しい気持ち・時間を一気に奪ってしまいますよね。

今年もサーフィンのハイシーズンに突入しています。うまく危険(怪我・事故・トラブル)を回避して、皆で「幸い」だけのサーフタイムを過ごしましょう!

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