5月某日、父が約45年ものあいだ勤めていた写真スタジオが創業以来70余年の営業に幕を閉じることになり、最後の記念として家族写真を撮っていただきました。
自分は残念ながらカメラに興味を持つことはありませんでしたが、実家には父が撮った思い出の写真が数えきれないほどあります。
ちなみに証明写真もスタジオで撮ってもらっていましたが、イケメンになるよう良く修正してもらっていたものです。(笑)
スタジオに入ると、嫁と娘たちは早速おめかし。長女は七五三の時に一度撮ってもらっているので、鏡の前でポージングの練習を繰り返していました。
一方、自分はというとTシャツにジーンズという軽装だったうえに顔が黒すぎてボヤける始末……(涙)
ただし、最終的にはプロの技できれいに撮ってもらうことができました。

「気分はモデル??」
いまの一般の若い世代にとっては、きっと写真は携帯端末で撮るものでしょう。
しかし、自分の中で本当の写真はカメラで撮るものであり、カメラマンである父を尊敬しています。(それは、本当のお寿司は回ってくるものではなく、職人が目の前で握るものというように……)
娘たちには、そういったカルチャーを伝えていこうと思います。