「伊勢のかたですか?」
と、声をかけられました。
旅先の話。
場所は、西表島から水牛車に乗って渡れる小さな島『由布島』のCafeでの出来事。
「伊勢のかたですか?」
という言葉の美しい響きに心を動かされつつ
「あ、いいえ違います」
そう答えると
「着ているTシャツに書いてあったから、てっきり伊勢のかたかと思いました、私も伊勢出身なので……」
とその女性は言いました。
「おー!!」
そうでした。私はその日、背中に漢字でバッチリ「伊勢志摩」と書いてあるTシャツを着ていたのでした(笑)。
かれこれ数年前に宮古島に行った際にお土産に買ったご当地Tシャツが始まりだったかもしれません。
宮古島の地図と地名が描かれたTシャツを買って帰りました。
そのTシャツを着ていると、よくサーフトリップの話になります。
「確か、この辺のポイントで入ったんだよね」とか「台風シーズンはこの辺ができそうだね」と、私の背中を指差して皆で盛り上がります。
それ以来、旅に出るとなんとなく地図入りTシャツを買って帰るのがマイブームになっていました。
昨年、静波サーフスタジアムへ行った際に、せっかく遠くまで来たのだからと、さらに足を伸ばしてカーフェリーを利用して伊勢神宮までお参りに行ったのだが、その時に買ったTシャツがきっかけで、まさか由布島でCafeを開いているかたと話しがはずむとは……。
なんか、Tシャツってパワーありますね。
波チェックの時によく着ているので、サーファー同士ではポイントの話をして盛り上がることが多々ありますが、旅先でも人との接点ができて楽しかったです。
しかしながら、今回の旅で、自分の地元のTシャツを着て行かないと誤解を招くということも判明しました……。
今回の旅は、石垣島・西表島・由布島、と3島を巡りそれぞれのご当地TシャツをGet!
オシャレではないかもしれませんが(笑)、人の心に響くTシャツ、これからもたくさん買って、たくさん着たいな、と思っています。
『房州人Tシャツ』買わないとダメかな?