今年も残すところ２カ月となりました。
いつもウラナミの題材を考えるにあたって、少しでも共感してくださることが書けたらいいなと思っています。

今回の台風(21号)は、各地で大きな被害をもたらす結果となりましたが、同時に台風の前後に素晴らしい波を届けてくれたのも事実です。

ずいぶん前から天気図を見ながら、このコースを辿ったらいつごろうねりが入るとか、どこのポイントから反応しだすとか、ここがクローズしたらいよいよこのポイントだ、とか。
台風が脅威でしかない生活をしている人からすれば、何とも不謹慎なサーファーの会話だと思います。

ただ、海の近くで生活をしていて海が大荒れになるという事は、自宅も荒れた天気の影響を受けるわけであって、台風の前にはそれなりに警戒と準備をしています。
家の周りの物を片づける、側溝のつまりがないよう掃除する、シャッターを閉める、など。
それでも、まさに台風が通過中の時はゆっくり寝ていられず、何かが飛んできて窓が割れないだろうかとか、大雨で浸水しないだろうかとか・・・。
過去に、我が家の前の道が川のようになっていた事を思い出すと、心配でたまりませんでした。
台風の通過後は、家や車が潮でベトベトになっているので、乾ききる前に水をかけるとか、色々と後仕事もあります。

そんな心配や労力と台風からの贈り物はいつも『裏表(うらおもて)』
これからもずっとサーファーであり続ける以上、「裏」の部分も受け止めていかないといけないと感じました。
そして、最後に「表」の楽しい思い出だけが残れば良いな！と思います。