☆加藤のウラナミ『いざ台風24号スウェル!!!』

☆加藤

☆加藤
会社の創業者兼代表です。 波乗りと海と雪山が大好きなサーファーです。 地球温暖化による悪影響は、アウトドアをフィールドにするサーファーや釣り人、またバックカントリーを楽しむパウダー愛好家にとっても、ここ10年は加速度的に環境が悪化していると思います。 我々は高精細な気象情報・海象情報を提供し、海を安全安心に過ごして頂けるサポート役でしたが、今後はもっと大きなテーマを考えねばならないと強く感じています。 微力ながら、年々悪化している豪雨、暴風、高波浪、洪水、高潮などに対して、事前に予報して災害による被害や事故を少しでも減らせるよう精進して参りたいと思います。 一方、初動負荷トレーニング®の指導提携施設を湘南辻堂と横浜東戸塚で運営していますが、気象と健康とで関わり方は異なるものの、地域住民の幸せづくりに貢献する仕事に変わりはありません。しかも日々会員さまのスマイルを直接見れることで、我々の方が逆に元気を頂ける素敵なお仕事に感謝しかありません。前期高齢者の自分が今もアクティブに活動できるのは初動負荷トレーニング®の賜物です。 個人的には、サーフトリップや雪山のコラムが多くなりますが、素晴らしい自然環境の恵みを享受する喜びを少しでも皆さまにお伝えできればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

2018.9.25(火)午後2時40分の衛星画像

 
 
自然には、必ず調整作用があることを過去のウラナミで何度か触れてきました。
渇水のあとの豪雨(以下、その逆も)、冷夏のあとの暖冬、そして昨年・一昨年と続いたプアーな台風シーズンの後の今年の波の大当たり年!!!

過去最速で梅雨明けしたかと思えば、7月から台風スウェルが入り続け、8月もいくつかのスウェルが届き、9月は台風が立て続けに発生して、そのうちのいくつかが猛烈な台風に発達したため、ここ10年以内のBest Monthとなったり、Best Waveがヒットしたクラシカルポイントがあるほどです。

そして、いま台風24号(チャーミー)が沖縄の南海上の北緯20度線付近で猛烈な勢力となって停滞しています。(9/25現在)
この辺りで猛烈な台風が停滞するということは、日本列島の多くの太平洋岸のサーフエリアに、暴風・豪雨がなくてグランドスウェルだけが届き、サーファーにとっては最良の一週間となり得ることが予想されます。秋雨前線の位置にもよりますが、秋晴れのもとGood Waveを堪能できる“The Day”のみならず、生涯に亘って語り継がれる“The Week”になるかもしれません。中上級サーファーの皆さまは、いま一度スケジュールを調整されて、ぜひ有給休暇を当ててください。そして、日本の南海上やフィリピンの東海上の海水温は高く、台風24号のスウェルが落ち着く10月初旬には、早くも次の台風25号が発生してかなり発達する予想が出ています。(今後の台風情報を要チェック)

暑さ寒さも彼岸まで。最近の朝夕はめっきり涼しくなってきましたが、サーファーの“Endless Summer”は、今年は年末まで続くかもしれません。

かつて年末に台風スウェルが届いて、サンタさんからサーファーへ素敵なX’mas Presentsを頂いたことがありましたが、今年はどんな“Big Presents”になるのか検討さえつきません。
私事で恐縮ですが、先週鳥取のワールドウィングで初動負荷トレーニングを、先月の4日間を上回る5日間の合宿で連日5時間以上のトレーニングをこなしてきました。また先の宮崎での「富岡コーチ」によるサーフィンのコーチング効果もあり、サーフィンの調子は過去最高レベルかもしれません。自分で言うのもおかしな話ですが、今は還暦グランパの突然変異!?と化しています。(笑)

なお、台風22号の時の湘南は、秋雨前線が南海上から陸地に北上して前線ブロックが途絶えた瞬間、一気にグランドスウェルがパンビングしました。そのとき台風22号はすでに中国大陸に上陸してかなり遠く離れていたので、いかに前線ブロックが強かったかを物語っていますし(前線の影響おそるべしです)、前線ブロックがなければ連日パンビングして大クローズしていたはずです。

台風24号からのスウェルについても秋雨前線次第にはなりますが、前線の影響が小さければ今年最高のステージになるかもしれません。
これからの一週間は台風24号スウェルに集中して、これまでのサーフィンやトレーニングの成果を思いっきり発揮し、今年最良、人生最良のサーフィンを心行くまで楽しもうではありませんか!!!

なお、台風24号の北上コースによっては、9月4日正午に徳島県南部に上陸したのち北上して大阪近辺に甚大な被害をもたらせた台風21号並みか、それ以上の被害をもたらせるかもしれません。上陸予想が出されたら、日ごろ大自然の猛威を身体で体験している我々サーファーは、早め早めにその対策や避難準備を粛々と進めましょう。
事前の官民の台風対策が講じて、少しでも被害が少ないことを心からお祈りいたします。

それでは皆さま、台風の上陸二日前までに、ケガ・事故のない範囲で良い波を満喫されてください。(了)
 
 

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