唐澤予報士のウラナミ『QS6000 ICHINOMIYA CHIBA OPEN』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

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先月の5月23日~30日に渡り千葉・一宮志田下ポイントで行われた『QS6000 ICHINOMIYA CHIBA OPEN』にオフィシャルの気象予報士として協力させていただきました。日本人予選のあった22日はジャンクな頭半オーバーのタフなコンディションのもと、本大会を目指す日本人選手達の挑戦する姿を見ることができました。翌日となる本大会初日の23日はクリーンな肩サイズの年に数回あるかというような素晴らしいコンディションで、志田下ポイントのポテンシャルを十二分に感じられる波で、来年度のCTを目指す世界中のサーファーの素晴らしい演技をみることもできました。

大会期間を通して感じたことは、とにかく「世界の層は厚い!」ということでした。今大会の目玉選手であった日系人として初めてCTに参戦しているカノア五十嵐は直前になってエントリーをキャンセル。また、今年のCTでワイルドカードながらも好成績を残しているセバスチャン・ジーツも直前になってエントリーをキャンセル。残念ながらCTで活躍している選手たちを見ることはできませんでした。それでも、現在QSランキング1位であるLeonardo Fioravanti(ITA)、3位のEvan Geiselman(USA)、7位となるPatrickGudauskas(USA)などの将来にCT入りするかもしれない世界トップクラスのサーファーたちの見事な演技が見ることができました。このQSランキングが50位にも入れないサーファーであっても「ものすごく上手い!」「パワーがすごい」「速さやスプレーの量が半端ではない!」のです。あらためて世界の層の厚さや、CTにたどり着くまでの大変さ、世界の選手たちのハングリーな部分を感じました。

そして、さらに感じたのは、ケリー・スレーターのすごさ。ケリーと自分は生まれた年が一緒で、数え年だと同じ歳になります。もうすぐで45歳になるというのに、これらの若手達を抑えて、まだまだ世界のトップにいるなんて信じられないです! まだまだ、自分も伸びしろの可能性があると信じてサーフィンを頑張りたいと思います。

写真は去年のパイプラインマスターズでも好成績をおさめたメイソン・ホーとなります。

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