上條将美のウラナミ『まさか40歳とかになっても同じことしてないよね』

上條将美

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上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

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こんにちは、上條 将美です。
日に日に寒さが増していくきょうこのごろ、皆さんどうお過ごしですか。
先日、久々に鎌倉の飲み会に行ってきました。若いころは定期的に飲み会をやっていて、自分も多くに参加していましたが、メンバーもお年頃となり(中年・初老!?)、それぞれの仕事の都合などで集まれる回数がめっきり減ってしまいました。

このメンバーとの付き合いは25年以上になり、人生の半分以上を一緒に過ごしてきました。
若いころに、「まさか40歳とかになっても同じことしてないよね」とよく言っていたものですが、やっていること、集まる場所、食べているものなどほとんど変わっていません。もちろん集まるメンバーも少しは変化していますが、ほぼほぼ変わっていない状況です。

このメンバーからは、良いことも悪いことも多くを学んできたと思います。
そもそもの接点は、高校入学直後になります。
今ではキッズサーファーは珍しくありませんが、その当時は、サーファーの若年化が進み始めたころで若いサーファーはそれほど多くなく、小学生からサーフィンを始めて全日本のボーイズ・ジュニアクラスで入賞していた自分はそれなりに知られていました。
入学する生徒の名前を一つ上の先輩が見ていたところ、自分の名前があるのに気付き、自分のクラスに来たのがきっかけでした。たしか、入学式の次の日、ハーフっぽいクラスの一番かわいい子が「ねえねえ、上條君」と話しかけてきました。話せることがうれしく、何を言うのかなと思っていたら、「廊下で先輩が呼んでいるよ」とのことでした。
(え~っ、何々、入学早々シメられちゃうのかな)と思って行ってみると、2人の先輩が待っており、開口一番「雑誌の写真と一緒ッ!!」と言われました。
心の中で、(写真だから一緒なの当たり前だし!!)と思っていると、その先輩達が「一緒にサーフィンやろうよ」と言ってきました。
それから一緒にサーフィンをやるようになり、同世代のサーファーの友達も急激に増え、このメンバーとの付き合いが始まり、今にいたっている状況です。

若いころは「まさか同じことを……」と思っていましたが、今では、いつまでも同じことを続けていければ最高だな、と思っているきょうこのごろです。

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