上條将美のウラナミ『約束』

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

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皆さんこんにちは、上條 将美です。
12月なのに、比較的に暖かい日が続く今日この頃、どうお過ごしですか。

いきなりですが、皆さん海外旅行には行っていますか。
自分は、ここ5~6年で1度だけ海外旅行に行きました。
それでも幸せといえば幸せなのかもしれませんが、プロサーファーのころは職業柄1年に半年くらいは海外で過ごしていたと思います。
例えば、冬のシーズンはハワイに3か月。23歳くらいの時にわずか半日のオーバーステイでアメリカに入国が厳しくなってからはオーストラリアに3か月くらい行くのが毎年の恒例となり、取材や大会などでバリや他の国に行っていました。

話は変わりますが、先日、かなり久々に幼馴染といいますか、高校生のころからの親友と集まる機会がありました。近況から始まり、話は自然に若いころの思い出話になりました。楽しかったこと、ツラかったこと、かなりのサプライズなど話はつきませんでした。
海外旅行の話にもなり、その当時は海外旅行に行けるのがごくごく普通のことで、皆が仕事をしてなかなか行けなくなることなど考えもしませんでした。

「あのころは本当に楽しかったよね、今度こそ皆で絶対に海外に行こうよ。」
もうかれこれ10年以上前から皆で言っていることです。でも、依然としてこの夢はかなっていません。
そこで、「じゃあ、皆が50歳になったときにタイミングを合わせて絶対に海外に行こう!!」
「どうせ行くならボートトリップだよね。」という約束をしました。
できれば早く行きたいですが、皆がタイミングを合わせられるのは10年くらいかかりそうだよね、と。
約10年といえば、若いころはかなりの時間に感じましたが、アラフォー世代の自分たちには意外とすぐに経ってしまうのだろうなと考えつつ、新たな目標に向かって日々頑張ろうと思ったきょうこのごろでした。

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