上條将美のウラナミ『これくらいできてるかな⁈』

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

カノア写真

- WSL / KELLY CESTARI


こんにちは、上條将美です。
このウラナミを書いているのは9月初旬。今年の夏、特に8月のこちら湘南では、記憶にないくらいほんとうに波が無く、季節的にサーマルウィンドで夕方にアップすることのある風波も全く立つことはなく、8月に湘南でサーフィンしたのはわずか3回だと思います。
全国的にも波が小さかった8月ですが、最近はガラリと一転、台風が続々と発生・接近し、波が上がるのは良いのですが、災害の心配も高まる今日この頃、皆さんはどうお過ごしですか。

さて、先日にカノア五十嵐プロのシグネチャームービー「SILENCE」がリリースされました。カノア五十嵐プロと言えば、CTを回るスーパースター。2016年のルーキーツアーは総合ランキング20位だったものの、2017年は17位、2018年はトップテン入りの10位。昨年の2019年は、バリ島・クラマスで行われた大会で優勝し、総合ランキングも6位になりました。まさに、サクセスストーリーを想定通りに着々と進んでいるかのように見えます。

カノア五十嵐プロのホームグラウンドはカリフォルニア。ビーチブレイクやファンウェーブのイメージですが、実は、ビッグウェーブでも結果を残しています。ハワイ・パイプラインで行われた2016年のパイプマスターズで2位、2017年のパイプマスターズでも3位になっています。そして、今回のムービーでも世界で最もハードなポイントの1つであるタヒチ・チョプーでも絶妙なチューブテクニックを見せています。
もちろん、アクションにもさらに磨きがかかっています。特に、カービングはよりパワフルで、より大きな弧を描き、よりスピーディーになっています。ムービーで見ても以前と比べて上手くなっているのがはっきりわかるので、実際に生で見たら凄いことになっていそうです。

ところで、皆さんは自分自身のサーフィン動画をご覧になったことはありますか?
人にもよるとは思いますが、自分はけっこうショックを受けました。自分的にはそこそこ上手くいって、これくらいはできているかな~と思っていたライディングが、動画で見るとイメージと全然違いダメダメでした。
もう、大会に出て結果を必要とする立場ではないので、ここ何年かは見ていませんでしたが、久々に自分の動画を見て現実を受け止めようかなと思っています。サーフィンはもちろん、太ってしまった体型も……。

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