上條将美のウラナミ『Can You speak English ?』

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

kamijo

皆さんこんにちは、上條将美です。

初の10連休となったゴールデンウィークも終わり、初夏となって気温、水温ともにグングン上がっている今日この頃、どうお過ごしですか。

 

さて、4月に南アフリカで行われたWSLの大会において、波伝説ライダーの野中美波プロが、QS1000とジュニアツアーイベントの両方で優勝するという快挙を成し遂げました。

昨年はJPSAの年間グランドチャンピオンになり、今年も前半から勢いに乗ってこれからの活躍にも要注目と言った感じです。

また、このQS1000では海外でのイベントにも関わらず、ファイナリストが野中美波プロ、西元ジュリプロ、橋本恋プロ、松田詩野プロと日本人の4名が独占。2020年の東京オリンピックにも期待が高まりますね。

そして、野中プロ、西元プロ、松田プロはまだ10代。橋本プロも今年に21歳と、日本レディースプロサーファーの低年齢化と勢いは、すごいものがあります。

彼女たちはそろって10代前半のころから国内外で活躍、練習をしてきた一種のエリートであり、ある意味英才教育を受けてきたと言えるのではないでしょうか。

また先日に波伝説でインタビューをさせていただいた高橋健人プロや、千葉の中村昭太プロなど、今の千葉を代表するサーファーたちは、中学生のころから冬のノースショアの時期にハワイに通っていたそうです。

 

そんな、海外での試合を含めた上での生活で重要になるのが語学力です。グローバル化が急激に進む今、以前にもまして語学力が必要なのは当然ですね。

 

自分も数十回にわたって海外に行きましたが、英語はかなりの片言で、レンタカーや家を何とか借りられる程度。最初のうちは会話が何とかわかるものの、途中からはまったく聴き取れなくなってしまいます。

人見知りであり、どちらかというと引きこもりタイプの自分は、海外でも海と家の往復で、英語が話せるようになりたいとは思いつつも、特に上達することはありませんでした。

 

一昔前は、海外のトッププロにインタビューする時、日本人がCTツアーに入るには何が必要か?と問うと、語学力とそれによるコミュニケーション、といつも同じ答えだったような気がします。

ただし、最近の多くの日本人プロは英語が堪能です。そして、今回の大会の結果を見る限り、日本育ちの日本人がCT入りするのも時間の問題だと強く思いました。

 

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