上條将美のウラナミ『指導者』

上條将美

上條将美
上條 将美:小学生4年から全日本選手権で連続入賞し、ジュニアで優勝、世界選手権に日本代表で2度出場後、19歳でプロになり、20年間にわたってシードをキープし、2012年に引退。最高ランキング5位。2011年サーフレジェンド入社。

10.22アイキャッチ

 
 
皆さん、こんにちは上條将美です。
今年2018年、こちら湘南では記録的に波のある夏となりましたが、秋に入ってガラっと一転、超スモールコンディションが続いています。
東うねりに敏感な場所ではそこそこ遊べている模様ですが、波の無い湘南では2週間以上サーフィンしない日が続き、サーフィンをしないのが当たり前になってこのままサーフィンをやらなくなってしまうのではといい加減焦り、2日間連続で伊豆の某ポイントにサーフィンのリハビリにお邪魔させていただきました。
やはり、2週間以上間隔が空くと、サーフィンのやり方をかなり忘れるものですね。もう全然ダメといった感じで、自分の感覚的には生まれたての小鹿くらいの不安定感、足のフラフラ、ガクガク感でした。もちろん、パドルも遅くて良い波を何本も乗り損ねました。

ただ、サーフィン的にはまだまだ満足のいく回復はしませんでしたが、このポイントにはサーフレジェンド25周年記念メンタワイツアーで深いつながりを持てた(勝手に自分がそう勘違いしているだけかもですが)、自分の大好きなファミリーがいて、その方たちに会えることだけで自分の心がハッピーになっていくのはサーフィンがもつ最大の魅力であり、その方たちを通じて、その周りの人とも心がつながっていくのは本当に気持ちが良いものです。

さて、話は変わりまして、昨今、サーフィンが目覚ましくレベルアップしているのはコーチングの効果だと言われています。
実際に、世界のトップサーファーはもちろんのこと、日本人のプロサーファーの多くもコーチからのアドバイスを受けていますし、コーチ自体の数も増えてきています。
また、WSL CTの女子のレベルも急激にアップしていますが、その要因は、もちろん各自の努力の賜物でもありますが、賞金額の増加により、コーチを雇う収入を得たことが要因とも言われています。実際に、2018年WSL CTの9戦目を終えた時点で、ランキングトップのStephanie Gilmoreは賞金だけで$322,450(約36,278万円 10/22現在)を稼いでいます。また、2019年には、WSL CTでは男子と女子の賞金額が同額になると発表がありました。

今後、サーフィンのコーチングはますます進化を遂げていくのは間違いのないことだと思われます。その一例として、2020年オリンピックのサーフィン日本代表の最有力であり、ここ最近さらに結果を残しているカノア・五十嵐プロも、ジェイク・パターソンという元CT選手であり、パイプラインマスターズの優勝者である実力者をコーチにつけています。
本人の努力と実力がもちろんメインではありますが、コーチの力量も重要な要素となるのは間違いのないところです。
それにプラスして、チームや団体行動をしていても自分のペースを乱すことなく平常心を保ち、時にジョークを言う余裕を持ち、なおかつそれを英語で言える語学力が必要になると痛感する動画があります。
それは、コーチ自身であるジェイク・パターソンによる『Snake Tails』です。
YouTubeで検索するといくつもすぐに出てきます。
いくつかご紹介します。

 


 

 
 
 


 
 

ぜひご覧ください。

 
 

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