唐澤予報士のウラナミ『いまさら聞けないチンクイについて』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

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痒いです! 何がというとチンクイ。8月になってからチンクイに刺されており、全身が痒くなっています。我慢できない痒さではないものの、ふとした瞬間に気になってしまいます。

さて、このチンクイについて、詳しく知っていますでしょうか?! 改めてチンクイについて説明します。

まずは、チンクイとは何かというと、エビやカニの幼生である「ゾエア」「メガロパ」です。水中を漂って生活する生物であるプランクトンの一種です。体長は2~3mm程度で半透明で、自力で泳ぐ力はなく、潮の流れや波に漂っています。端が鋭くとがった棘状突起を持っており、これが刺さると痒みとなります。発生時期は、一般的に海水温が上昇する春から秋にかけてとなっており、7月ごろがピークとなります。

メガロパ

メガロパ

ゾエア

ゾエア

なぜ、チンクイと言うかというと、実はわかりません。(笑) いくら調べてみても、その由来が見つかりません。まー、何となく、全国的に同じ理由で言い始めたのかもしれませんね。

チンクイが自ら棘状突起を刺してくることはないのですが、皮膚に触れると刺さってしまいます。この痒みはいわゆるアレルギー反応となります。医学的には海水浴皮膚炎と呼ばれています。肌に刺さると、体はケガを治すために「ヒスタミン」というものを出します。このヒスタミンが、神経を刺激して痒く感じることになります。クラゲとは違い、発疹・痒みなどがひどくなることはなく、一週間程度で自然治癒しますが、掻くなどして悪化すると長引くこともあります。かきむしらないように注意して、場合によっては患部を冷やすなどの対症療法が有効です。また、刺された箇所そのものを治す方法はありませんが、上記のようにアレルギー反応によるものなので、ステロイドの塗り薬やアレルギーの飲み薬などの抗ヒスタミン剤で、かゆみの症状は抑えられます。
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では、チンクイに刺されないためにはどうしたら良いかというと、結論としては「フルスーツを着るのがベター」となります。ラッシュガード程度の生地の薄さでは棘が刺さります。また、少しでも隙間があるとそこから入り込むため防ぐことができません。また、フルスーツであっても手首・足首・首などの皮膚が外出している部分との境目は刺されます。しかし、北海道などを除いては、チンクイが発生する夏期においてフルスーツを着用すると、暑さのためにうだってしまいます。暑くても痒くなるのを防ぐか、痒くなるとしても気温・海水温にあった服装を選ぶかの、どちらかとなります。

これから本格的な台風シーズンとなります、もう少しの間は我慢して、良い波を楽しみましょう!

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