こんにちは!
湘南エリア波情報リポーターのrikutoです!
湘南では、8月の序盤は波があったものの、終盤にかけては波が小さく、スモールや物足りないコンディションが続きました。
9月には台風15号が炸裂し、”THE DAY”となった日が印象に残っています。
すべてのポイントで海水浴のエリア規制も終了し、これから広々とサーフィンできそうです!
さあ、地形が変わった場所はあるのでしょうか?
由比ヶ浜
【先月との比較】
全体的に遠浅で安定した地形をキープしています。
【潮回りとの相性】
満潮時:割れづらさは目立ちますが、モモ〜腰程度のサイズがあれば、ほど良く切れた波があります。
干潮時:ワイドや薄い波が目立ってしまい、サイズに関係なく切れ目から速い波が多くなります。
【入るタイミング】
ハイタイド〜ミドルタイドは、割れやすくなり始めて程よく切れた波があります。
潮の上げ込みも、パワーやサイズを持ち直すことがあるのでトレーニングしやすい時間帯でしょう。
水族館前
【先月との比較】
比較的地形は安定しています。
【潮回りとの相性】
満潮時:切れ目のある波もありますが、腹以上のサイズがないと割れづらさや掴みづらさが目立ちます。
干潮時:切れ目のないワイドやダンパーブレイクが目立ち、滑れる距離が短くなります。
【入るタイミング】
ハイタイド〜ミドルタイドは、割れやすくなり始めて程よく切れた波もあるため、トレーニングしやすい時間帯でしょう。
鵠沼
【先月との比較】
白杭付近や河口付近にはサンドバーがあり、白杭撤去後は地形が変わる予想です。
深くなっている場所もありますが、デッキ寄りにもサンドバーが残っています。
【潮回りとの相性】
満潮時:全体的に割れづらさが目立ち、モモ〜腰くらいのサイズがあれば、ロングを中心に小波のトレーニングができます。
干潮時:ワイドやダンパーブレイクが目立ち、すぐにつかまってしまう速い波が多くなります。
【入るタイミング】
ハイタイド〜ミドルタイドの時間帯は、程よく切れた波になりやすいでしょう。
潮の上げ込みも、パワーやサイズを持ち直すことがあるのでトレーニングしやすい時間帯となります。
地下道前
【先月との比較】
アウト〜ミドルの地形は深いままで、手前はワイドやダンパーブレイクが目立つ状態の
ままです。
【潮回りとの相性】
満潮時:胸以上のサイズがないとアウト〜ミドルはなかなか割れないでしょう。インサイド付近は、切れたセクションがありつつもすぐに繋がってしまう波が目立つ状態。
干潮時:腹以上のサイズがあればアウト〜ミドルは割れやすくなるものの、途中で消えてしまいやすく、インサイドはダンパーブレイクがメインとなります。
【入るタイミング】
潮回りによる変化はあまり期待できず、腹〜胸以上のしっかりとしたサイズがある日をチェックするようにしましょう。
辻堂正面
【先月との比較】
右側の船小屋前付近や、湘洋中寄りにややサンドバーが形成されたように感じます。
【潮回りとの相性】
満潮時:胸以上のサイズがないとアウト〜ミドルはほとんど割れず、インサイドは切れたセクションもありますが、すぐにつながってしまう波が目立ちます。
干潮時:腹以上のサイズがあれば、ミドル付近から割れやすくなるものの、途中で消えてしまいやすく、インサイドはダンパーブレイクがメインとなります。
【入るタイミング】
基本的には、潮が低い時間帯が狙い目となりますが、腰〜腹以上のサイズがないと期待は薄いでしょう。
辻堂第2駐車場前
【先月との比較】
全体的に地形の深い状態が続いていますが、浄化センター前〜右側にややサンドバーが形成されました。
【潮回りとの相性】
満潮時:胸以上のサイズがないとほとんど割れず、ワイドなショアブレイク気味がメインとなります。
干潮時:腰〜腹以上のサイズがあれば、アウトやミドル付近で割れますが、途中で消えやすいブレイクが目立ちます。
【入るタイミング】
潮が大きく引く日時や、腰〜腹以上のサイズがある日をチェックしてみましょう。
チサン
【先月との比較】
やや深めな地形が続いていますが、比較的安定傾向です。
【潮回りとの相性】
満潮時:腹以下のサイズでは割れづらさが目立ちますが、腹以上のサイズがあれば切れた形になる波があります。
干潮時:サイズが大きいほどワイドなブレイクが目立ち、モモ〜腰くらいの小波であれば切れ目も残ります。
【入るタイミング】
サイズに合わせて潮回りを選ぶようにしましょう。
腹以下のサイズでは、ミドルタイド〜ロータイドが狙い目。
腹以上のサイズなら、ハイタイド〜ミドルタイドがおすすめです。
茅ヶ崎パーク
【先月との比較】
比較的地形は安定しています。
【潮回りとの相性】
満潮時:ショルダーの短い切れた波がメインとなりますが、腹以上のサイズがないと割れづらさが目立ちます。
干潮時:サイズが大きいほど繋がりやすい波が目立ち、腰〜腹くらいのサイズなら切れ目も残るでしょう。
【入るタイミング】
サイズに合わせて潮回りを選ぶようにしましょう。
胸以下のサイズでは、ミドルタイド〜ロータイドが狙い目。
胸以上のサイズなら、ハイタイド〜ミドルタイドがおすすめです。
※サイズアップに伴い、カレントが発生しやすいためご注意ください。
平塚生コン前
【先月との比較】
アウト〜ミドルは深めなままですが、インサイドにはいくつかサンドバーが残り、比較的地形は安定しています。
【潮回りとの相性】
満潮時:胸以上のサイズがないと割れづらさが目立ちますが、ショルダーは張りづらいながらも切れた波もあるでしょう。
干潮時:ワイドや繋がり気味なブレイクが目立ちます。
【入るタイミング】
サイズに合わせて潮回りを選びましょう。
胸以下のサイズでは、ミドルタイド〜ロータイドが狙い目。
胸以上のサイズなら、ハイタイド〜ミドルタイドがおすすめです。
大磯
【先月との比較】
部分的に深い場所もありますが、インサイドには2箇所ほどサンドバーが残っています。
【潮回りとの相性】
満潮時:切れた波にもなりますが、一部消えてしまう場所が目立ち、腹以上のサイズがないと割れづらいでしょう。
干潮時:割れやすくなりますが、ワイドやダンパーブレイクが目立ちやすいです。
【入るタイミング】
サイズにもよりますが、満潮や干潮を避けた潮が動く時間帯に入るのがオススメです。
まとめ
少し変化した場所もありますが、地形は全体的に安定傾向です。
潮回りやボード選びを工夫すれば、トレーニングできる場所や時間帯はあります。
もうしばらくは残暑が続きそうなので、風が弱そうな早朝の情報は見逃さないようにしましょう。
なお、うねり方向によっては、【潮回りとの相性】は逆転することがあります。
常に最新の情報も参考にしてポイントや時間帯を選ぶようにしましょう。
rikutoのおすすめサーフポイント!
僕がよく入るサーフポイントを”うねりの方向別”でご紹介!
【東〜南東系のうねり】
とにかくワイドなブレイクが目立つため、波が切れやすいハイタイド〜ミドルタイドに合わせて入るようにしています。
ポイントは、比較的安定している「チサン」や「生コン」を選ぶことが多く、サイズが大きいときには、ポイントブレイクであるリーフエリアの「鎌倉高校前」で入っています。
【南〜南西系のうねり】
地形が深い場所、混雑しやすい遠浅のビーチなどは避けて、入り慣れている場所などで入っています。
潮回りは、パワーレスになってしまう干潮を避けた時間帯を選ぶようにしています。
【風波】
湘南では、風波といえば”南〜南西風”によるものがほとんどで、風をかわす場所もいくつかあります。
メインにかわす場所は混雑しやすいため、あえて人も少なくパワーのある「辻堂正面」とかに入ったりしています。
「鎌倉高校前」や「チサン」でも、意外とトレーニングできることがあるので、よく入っています。
情報を参考に、うまく場所や潮回りを選んでみてください。
サーフィンのポイント選びにおいて、地形の変化は非常に重要な要素です。
砂浜やリーフ(岩礁)、さらには川の流入など、自然の力によって地形は日々変化しています。
これにより波の質やブレイクの形状も変わるため、常に最新の地形情報をチェックすることが求められます。
地形を観察し、波との関係を理解することで、より良い波に乗るチャンスを掴むことができるでしょう。