米山予報士のウラナミ『『国内トリップ④〜宮崎編〜』

米山予報士

米山予報士
米山予報士/大学を8年で卒業。その間、勉強などせず、山と海で遊ぶか家に引きこもっていました。当然、就職などまともにできるはずがなく、社会人経験もゼロ。なのに30歳になってしまいました。ただ、山のおかげで天気図に興味をもち、サーフィンをやっていたから気象予報士になれたと思います。サーフィンと気象、波情報の業務を精一杯頑張りたいです。

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前回『日本海トリップ③〜山口・福岡編』の続きになります。

福岡県を夜に出発し、大分自動車道経由で宮崎県へ向かいました。途中のサービスエリアで仮眠をした後、宮崎県日向市に着いたのは早朝です。まずは日向エリアで最も有名なポイント『小倉ヶ浜』を目指し、総合運動場の駐車場に車を止めました。前日の波情報では△が付き、周辺にはサーファーの方が1名いてワックスアップ中。期待がどんどん膨らみました。そして、サーファーの方がボードを持って海へ向かったのでついて歩いていくと、広い海岸線へ到着しました。

ようやく、鳥取から始まったサーフトリップの終着地に着いたと思ったのですが、しばらくすると何か違和感を感じました。そういえば堤防がない。『小倉ヶ浜』といえば、堤防のイメージだったので、迷いつつも周辺を探索しても堤防らしきものはなく、サーファーもさっきの1名の方のみ。しかも、ダンパーばかりでおかしいと思い、一度、車へ戻りました。そこで地元の方に聞くと、もう少し南下した所にメインのポイントがあるというので、仕切り直して、再度『小倉ヶ浜』へ向かうと、5分後に到着することができました。広い駐車場にはたくさんのサーファーがいて賑やかな雰囲気。そして、駐車場から海を見ると、映像で見慣れた堤防がありました。
 
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しばらく波を見ていると、整った胸くらいのうねりが周期的にラインナップし、レギュラーがきれいに割れていました。速い波が多かったので、ショートで1ラウンドしていると、ロングの方もノーズをして滑れていたので、続けざまに2ラウンド。そして、休憩を挟みつつ、3ラウンドをし、宮崎初日から楽しむことができました。

波乗りが落ち着いた後、ローカルの方と話していると、一人で貸し切りで乗れることもあり、『ここはサーフィンするには最高だよ!』とおっしゃっていました。
翌日はさらにサイズアップし、風の入ったまとまりのない感じになってしまったので、近くのショップの方に聞くと、リーフが良いと教えていただいので、すぐさま南下しました。しばらく国道沿いを走ると見えてきたのが、◇や○のコンディション。体験したことのないチュービーな波でした。
その後も、滞在中は波がずっと続き、風も弱い日が多かったので、宮崎県を所狭しと動き回って毎日グッドウェーブにありつくことができました。
しかも、時間帯さえ選べば貸し切り状態で乗れることもあり、秋の宮崎トリップは今までで一番と思うくらいに楽しむことができました。チキン南蛮も美味しかったです!ポイントを教えてくれたローカルの方々に感謝です。皆様も是非訪れてみてください。
 
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2019年も波伝説をよろしくお願い致します。
 
 

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