これは、コロナ太りを解消するために、住んでいる辻堂から江ノ島までのウォーキング中の出来事でした。
コロナでのテレワークでの運動不足を解消するべく海沿いを友人と歩いていたところ、たまたま海の方をみると、岸でバタバタと動く割と大きな塊が見えました。何か様子が変だと思い、友人にちょっと岸まで行ってみない？と提案しました。
行ってみると、迷いこんでしまったのでしょうか、野生のイルカがいました。
丁度、イルカも運良く江ノ島水族館の前でバタバタと打ち上がっていたので、近くにいた方がすぐに水族館の方を呼んで来てくださいました。
どうやら子供のイルカだったようで、心細げにキュンキュンと鳴いていました。
水族館の方は岸にシャベルでイルカの体が埋まるくらいの穴をあけ、おとな数人でイルカを抱えて穴まで運んでいました。
なんだか世知辛い世の中だと思うのですが、こういう時に素早く行動を取れる心温かい人がまだ沢山いらっしゃるのを見て、捨てたもんじゃないなと思いました。
その後は水族館の方は注射などをされていました。
気づくと大分人だかりができていたので退散し、遠くで腰掛け様子を見ていました。迷いこんだ野生のイルカを見るのは初めてだったのでなんとも言えない切ない気持ちになりました。
家に帰って夕方テレビをつけるとこのことがニュースで取り上げられていました。
海に無事に戻れるといいなと思っていましたが、残念なことにリリースされた数日後、どうやら由比ヶ浜にこのイルカが打ち上がっていたとのことでした･･････。自然はなかなか手厳しいなあと思いました。
