【ベティルー・サクラ・ジョンソン】波伝説単独インタビュー!

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2021年、CS最終戦のハレイワにて優勝を果たし、17歳で2022年CTへとクオリファイした超新星、ベティルー・サクラ・ジョンソン。

突如現れたスーパールーキーに世界は注目しました。
2023年は10位となり、来年もCTへクオリファイが確定。

ハワイ・ノースショアで生まれ育った彼女の母は日本人であり、日本にルーツを持つ彼女が今回祖母のいる浅草を訪れるため来日!

波伝説では彼女への単独インタビューをさせていただきました。

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今回の来日の目的は?

おばあちゃんのところに戻ってきました。
6年ぶりの日本となるのでとても楽しみです。
日本の文化をたくさん学びたいと思っています。



日本にはよく来たりしますか?

今回は6年ぶりになりましたが、以前は夏休みになると毎年のように2~3週間ぐらいおばあちゃんに会いに来ていました。



日本に来た際に必ずすることは?

色々なところに行ったり、日本の文化や歴史、食べ物など、日本について色々なことを学びたいと思っています。

ちなみに日本に来たときは、おばあちゃんの住んでいる浅草の浅草寺にお参りしています。
おばあちゃんの家が浅草寺のすぐ裏なんです。

いつもおばあちゃんから料理を教わったり、言葉や文化を学んだりしています。

日本の料理はお寿司を作ったりできますよ。




日本食で好きなものは?

もんじゃ焼き・お団子・たこ焼き・コロッケが好きです。

ハワイでも母がたまに作ってくれます。



6~7歳でサーフィンを始めたきっかけは?

小さい頃は体操とモトクロスをずっとやっていたのですが、海がすぐそばにあった環境で育ったので、学校が終わったりしたら毎日のようにビーチに行く習慣がありました。

最初はビーチでボディーサーフィンぐらいでしたが、泳いだり、ボディーボードなどをやったりしている中で、サーフィンも自然と始めていました。

最初は母が押してくれて、お父さんがキャッチしてくれるという感じでした。




名前についている「サクラ」はどんなイメージがありますか?

3月生まれで3月のイメージとしてサクラと名づけられました。

とても美しい花だと思っています。とてもスペシャルなものだと思っています。

色もとても綺麗で私のフェイバリットカラーです。

日本の色々なところで咲くと聞いており、まだ日本では見たことがないので次回の楽しみにしておきます。

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サインには自身の名前でもある桜の漢字が

サインには自身の名前でもある桜の漢字が





2022年にCTへクオリファイして人生は変わりましたか?

CSにクオリファイしたころからすべてが変わりました。

友達や家族といる時間も少なくなってしまったけど、でも世界に出ることで色々な人と知り合うことができました。

責任感もあるし、考え方もワールドワイドになりました。

本当は家にいることがとても心地よかったけど、それができなくなってしまった点もあるし、いろいろ生活面が変わりました。

私の家族もいろいろ変わりましたね。

CTをまわるときは母が一緒にいてくれて、父もスケジュールが合えば一緒に来てもらえるので、寂しくはないけども、ハワイの暖かいところで育ったので、寒いところとかに行くと、少しホームシックになったりするときもあります。



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CTの世界で戦っているモチベーションをキープする方法は?

まだCTで優勝したことがないので絶対に勝ちたいと思っています。
そしてワールドチャンピオンになるという夢があります。

それがモチベーションですね。

その夢が叶えられたなら、きっと次の夢ができると思っています。




試合は緊張しますか?試合前のリラックス方法は?

以前は緊張したりしましたけど、いろいろ経験を積んで緊張しなくなってきました。

でも試合で選手と戦うから緊張するということはなく、海との向き合い方で考えています。

自然と対峙するということ、この波とどう向き合うか、とてもシンプルなことだけど、それを一番に考えています。

試合ではいい波が来てほしいと願っていますね。波が来なかったりするとナーバスになります。

波が来ないときは何もできないので、考えすぎてもいけないし、キープシンプルを考えています。


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サーフィン以外に何かトレーニングはしていますか?

色々やっています。
ジムに行ったり、カーディオトレーニング、ヨガ、ストレッチ、メンタルトレーニング、ランニング、自転車、大きい波に対峙するために水中で息を止めるトレーニングもしたり、ダイエットも行っています。

感覚をキープすることを大事にしています。

ダイエットはとても大事にしていて、食事制限をしたりしています。
ニュートリション(栄養学)を勉強したりして、シーズン中は甘いものを食べなかったり、ビタミン剤を飲んだり、特に水をたくさん飲むようにしています。
ちなみにファーストフードは一度も行ったことがありません。



CTで世界をまわって、移動が多いと思うけど何か自分でリラックスするコツみたいなものはありますか?

やはり水を多く飲むことですね。

あとは時差があるので、疲れたから眠るのではなくその国の時間に調整するよう心がけています。

移動が多いとベストなダイエットとかもできないので、自分で機内持ち込みをすることが多いです。

フライト中は水分補給を一番大事にしています。
普通の時より2倍ぐらいは水を飲むようにしています。

また、フライト中もストレッチをしたりしています。

これもキープシンプルで楽しむことですね。




スレーターチームとの出会いは?リレーションシップはどうですか?

13歳か14歳ぐらいの時に、もっとスピードが欲しくて、今のコーチであるロス・ウィリアムスからトライしてみたらと言われて、トラビス・レイノルズと会えて、きっかけがありスタートしました。

今もすごいグッドリレーションシップで彼と彼らのチームはとても素晴らしいと思います。

プロフェッショナルであり、リレーションシップもすごい取れています。

ボードのリクエストもすぐに反応してくれて対応してくれるので、とても良いコミュニケーションが取れています。

ケリーにもいつも大変お世話になっています。



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試合によって異なるだろうけど、普段使っているお気に入りのボードのモデル・サイズは?

【ガンマ(GAMMA) 5’7 スワローテール】です!

とてもいいんです!!
前からスワローに乗っていて、コンテストでも何回も優勝しているのでとてもお気に入りです。




普段試合は何本ぐらいの板を持っていく?

場所にもよりますけど、遠征だったら12本とか持っていきますね。

ビーチブレイクの場所だったら2つのバックで持っていったりします。

パイプとかサンセットは12本ぐらい。

オーストラリアだったら10本ぐらいですかね。

1つの国だけだったら5~6本ですね。

ちなみに大会での試合用ボードは練習では一切乗りません。

ボードを選ぶときは2つのセットを作り、試合用・バックアップと決めて使っています。

試合前にボードにトラブルがあったりするとショックを受けてしまうので。。。

ちなみにUSオープンで勝った時のボードは、決勝で波が小さくなってしまって、その時に決めた今まで乗ったことないボードで優勝できました。


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2023年シーズン最後は怪我で出場できなかったけど、けがの具合はどうですか?

最終戦を欠場したのは肩の具合が悪くなったためです。

そして手術を決断しました。

手術をすることに対するショックもあったし、落ち込んだりもしました。

今はサーフィンができない状態だけど、怪我のせいで100%の力が出せないとなると、メンタル的にもフィジカル的にも辛いので、今は手術をしてとても良かったと思います。

あと1か月したらトレーニングも開始できてサーフィンもできるようになるので次のシーズンに向けて始動できそうです。

この前ノースショアで波がすごい良かったんですけど、入れなかったので悲しかったです。。。

今は回復も良く、100%に向かっているので来シーズンを楽しみにしててください。



今後の目標、意気込みをお願いします。

大会に勝ちたいし、ワールドタイトルを取りたいです。




日本のサーファーに向けてメッセージをお願いします。

日本は台風の時じゃないと小さい波が多いけど、日本にはたくさんのタレントもいるので、もっとトレーニングしていろいろな波にチャレンジしたり、海外のいろんなところに旅に出て練習することもいいことだと思います。

でもまずは「キープサーフィン」が大事です。

頑張ってください。

大矢 ひいなプロと

大矢 ひいなプロと

添田 博道プロと

添田 博道プロと

2024年は怪我から復帰して活躍が期待されるベティルー・サクラ・ジョンソン。
これからの活躍に期待して応援しよう!

レポーター:Wanda

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