こんにちは。iPhone7が正式に発表されて、買う、買わないで頭のなかが天手鼓舞になっているMINです。新しいiPhoneが発売される度に、「今回は見合わせよう」「次まで待とう」などと買い替え衝動を無理やり抑えようとするのですが、結局はどこかのタイミングで毎回買い替えてしまっています。皆さんはいかがでしょうか。
さて、「新機種を買わなければいけない理由なんて特にない」からと、何年も同じものを使っている方、いませんか? 特にAndroid搭載スマートフォンを使用されている方は、そう思っていられるのは買い替えるべき理由を知らないだけかもしれません。
新機種に買い換える理由は、「動作が速い」「使い勝手がいい」「カメラの性能が高い」など、そういったメリットだけではありません。買ってから2〜3年しか経っていなくても、買い替えはマストになりつつありますので要注意です。
※Androidとは、Google社が提供するスマートフォンのOS(オペレーティングシステム)の名称
Androidユーザーが新機種に買い換えた方がいい理由
- 端末メーカーが最新OSに対応してくれないから危険
- 機種ごとに操作方法が違うから知人に教えてもらいづらい
- Googleのサポートも短いから危険なまま放置される
以下、詳細です。
1,端末メーカーが最新OSに対応してくれないから危険
Android搭載スマートフォンの多くは、Googleが提供するAndroidをメーカー独自にカスタマイズをして搭載され、それをわたしたち消費者は購入して使っています。
Googleは、Androidの脆弱性の改善や新しい機能の提供、新しいハードウェアなどに対応するために、定期的に新しいバージョンに更新します。
しかし、端末メーカーが大人の事情などで新しいバージョンになかなか対応してくれません。
現在の最新機種にはAndroid6.xが搭載されています。下に記した5機種は、2〜3年前に発売された日本国内のメジャー機種ですが、発売から2〜3年しか経っていないのに、かなり古いバージョンのAndroidにしか対応されていないことがわかります。
Android搭載端末の例
- 2013年冬 ELUGA P-02E(パナソニック)Android4.1.2
- 2013年冬 ALLOWS F-02E(富士通)Android4.1.2
- 2014年春 Xperia Z2 SO-03F(ソニー)Android5.0
- 2014年春 AQUOS Xx 304SH(シャープ)Android4.4.2
- 2014年夏 URBANO L03(京セラ)Android4.4.2
つまり、これらの機種をお使いの方はたくさんのセキュリティの脆弱性を抱えたままメーカーから見放された状態になっていますので、最新OSが搭載されている新機種に買い替えた方が良いでしょう。
2,機種ごとに操作方法が違うから知人に教えてもらえない
上記1でも記載したように、AndroidというOSをメーカーが独自にカスタマイズして端末に搭載しているため、メーカーや機種によって操作方法が大きく異なります。そのため、機種やメーカーを変更する度に操作方法に悩まされます。
また、操作方法がわからなくなった場合に、近くの知人にそれをたずねても答えてもらえない可能性が高く、その上、古い端末ほど使い勝手が悪かったり動作が重いため、知人に操作方法をたずねると嫌がられることが多々あります(経験談)。自分も相手も気持ちよく使えるように、なるべく新しい機種に買い換えることをおすすめします。
Googleのサポートが短いから危険なまま放置される
スマートフォンからインターネットでwebサイトを見る機会は多いかと思います。webサイトを見るときに使われるアプリを「ブラウザ」と総称されます。
実は、上で紹介している5機種のうち「Xperia Z2 SO-03F」以外のAndroid標準ブラウザは、Googleのサポートがとっくに終了しています。
つまり、ネットサーフィン中にフィッシング詐欺、ウィルスの混入、個人情報流出などの危険を多く抱えており、Googleからもメーカーからも改善される予定がない状態ということですので、ぜひ買い替えをお薦めします。
買い替えが厳しい場合は、少なくともGoogleお墨付きのブラウザ「Chrome」を使うことをお薦めします。
なぜ「Androidユーザー」と限定して言うのか
僕がAndroidユーザーに限定してこんなことを言うのか、なぜiPhoneユーザーには言わないのか。その理由は下記の3つです。
- 4年前の端末でも最新OSへすぐにアップデートできて安全
- 機種は変わっても、OSが同じなら操作性はほぼ同じで安心
- Appleのサポートは長いから放置されることがない
iPhoneの製造元であるApple社は、iOSというOS(オペレーティングシステム)をiPhoneのために開発しています。先日発表されたばかりのiOS10は、4年前に発売されたiPhone5でさえもしっかりサポートしていますし、一つ前のiOS9は5年前に発売されたiPhone4sもサポートしてくれていたので、安全がしっかりと保たれています。
また、iPhoneは機種ごとの使い勝手の差がほとんどありません。iPhoneを使っている人はスマホ利用者の6割も占めるているので(波伝説ユーザーの場合)、具体的な操作方法を教えてくれる人はすぐに見つかります。しかも、iPhoneそのものの操作性は噂どおり抜群のため、嫌に思われることは少ないでしょう。
最近のAndroid搭載スマートフォンはけっこういい
ここまで読むと、僕がAppleの回し者か、俗に言うApple信者のように思われそうですね。べつに、「iPhoneを使ってください」と言っているわけではありませんのでご安心ください。
悪いことばかり書いてしまったAndroid搭載スマートフォンですが、OSのアップデートの問題については、実は海外メーカーの機種は最新OSへの対応が早かったり、NEXUSというGoogleが自ら供給している機種ならば、OS問題はもちろん、メーカー独自仕様とAndroidの相性による不具合が少なく、安心して使う方法もあります。
また、最近の国内メーカー製のAndroidスマートフォンも性能がとても高く、使い勝手もかなり良くなっていますので、機会が苦手なひとには新機種への買い替えをお薦めいたします。