☆加藤のコラム『ポジティブこそが道を切り開く~スンバ編 Vol.2』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

プロペラ機で荷室の狭いWing airとジェットのNam Air

インドネシア国内線LCC「Wings AirとNam Air」

インドネシア国内線移動時の問題点

今回の旅は2022年10月末~11月初旬にかけてのボートトリップとなり、船に10泊しましたがサーフィンしたのは9日間となりました。

11月1日から成田⇔デンパサール間にガルーダインドネシア航空の直行便が飛ぶことになったので、行きは羽田(HND)➡ジャカルタ(JKT)➡デンパサール(DPS)➡(スンバ島)タンボラカ(TMC)となりましたが、帰りはTMC➡DPS➡成田(NRT)となり、かなり時間が短縮されて快適に移動することができました。なお、行きと帰りの日本の離発着の空港が羽田と成田に分かれたため、Yasuiさんの会社のスタッフの方に行き帰りともに送迎して頂きました。

直行便が就航して少しずつコロナ前に戻りつつありますが、まだまだ日本人の海外旅行ニーズは欧米人に比べると弱いようなので、成田空港以外の日本国内の主要な空港からの直行便の就航にはもう少し時間がかかるかもしれません。

なお、ガルーダ航空機をジャカルタ、デンパサールの空港で増えてきているのを確認しましたが、DPS⇔TMC間にはまだガルーダ航空は飛んでいないため、引き続きLCC航空を使わざるを得ませんでした。

8月から就航したばかりのNam Airはジェット機なので搭載人員・カーゴスペースにゆとりがありますが1日1本しか飛んでいないために、もしも欠航となると(LCCはよく欠航する)翌日にしか飛べず移動できません。実際帰りの日のNamAirが欠航となり、WAYANは翌日の便に乗る羽目になりました。(涙)

一方、Wings Airは1日2便飛ぶもののプロペラ機なので、定員も荷室も少なく、3本入りのサーフボードケースは概ね6~7本が積載限度になってしまいます。(涙)

こちらの飛行機が荷室が狭いWings Airでございます♪

こちらの飛行機が荷室が狭いWings Airでございます♪

2014年に初めてスンバにボートトリップしたときはガルーダ航空が飛んでいたものの同様のプロペラ機だったので、結局すべてのサーフボードケースは積載することができず、翌日の第一便で残った荷物が届くとの事だったので、結局空いた1日を利用してコモドドラゴンを観たり、マンタと一緒にスキンダイビングしたりして過ごしたのでした。

結果的には貴重かつ良き楽しい思い出になりましたが、ニーズの少ないスンバ島などへグループで移動する際に国内線を使う場合は、ジェット機がベターですが、万が一の欠航に備えて日程にゆとりをもつことが大切だと思います。

待てど暮らせど結局サーフボードケースは届かず

待てど暮らせど結局サーフボードケースは届かず

今回のWings Airは1日二便あったので、積載できなかったサーフボードケースは夜到着の二便目で届くとの事だったのでガイドのWAYANとノブフク君が空港に残ってピックアップし、他のゲストは一足先に船に乗船することにしました。

大量の板を運ぶにはトラックが必要です

大量の板を運ぶにはトラックが必要です

しかし、スンバの南岸はすべて南向きのために安全に乗船できる港や深い湾はなく、ディンギーによるビーチエントリーになります。この日はうねりが高かったために、我々先発隊は波しぶきを被りながら少し危ない思いをしながら何とかディンギーに乗れましたが、遅れて到着した後発隊は潮が満ちてきて高波がショアブレイク気味になったこともあり、ディンギーに乗るのは危険と判断して諦めざるを得ませんでした。

結局、ビーチ近くの民家の軒下を借りてノブさんとWAYANは一夜をやり過ごすことになりました。雨が降り続く中、一旦は多くの荷物を岸近くまで運んだうえにキャンセルとなり、ノブさんらは再び重い荷物を民家まで何度も運んでクタクタになったそうです。

今回の船に欠けていたのは熟練したガイドやリーダーが不在だったことでした。かつてSAMASAMA号のベテランサーフガイドのクラウスやジョコ氏だったならば、きっと最初から夜中の雨天、しかも高波の中でのディンギーでの乗船は危険と判断して他の方法を考えたはずです。WAYANも急きょガイドを頼まれたため、航海の最初にクルーに指示を飛ばせるほどのリーダーシップはありませんでした。

SAMASAMA号が最初から運営がスムーズだったとは言えませんが、結果的に10年以上に亘り、ガイド、キャプテン、クルーが航海を重ねて熟練度が高まり、またゲストからのアドバイスやリクエストなどを叶えていくうちに心地よい運営に達したのだと思います。

「ROYAL FORTUNA号」の今後の改善と進化を期待したいと思います。

なお、来年の船の運行スケジュールは未定のようですが、興味のある方は下記の丹野社長に直接相談してみてください。 

Vol.3につづく

株式会社デイトライン 丹野社長
https://omtour.net/
電話 03-3454-3981

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