☆加藤のコラム『バリ・スンバ島の最新事情 vol.7』

☆加藤

☆加藤
会社代表であり、波乗りと海が大好きなサーファーです。子どもたちに安全安心な海を残すことと、島国などへ高精細な気象情報を提供することを残る人生のライフワークにしました。サーフトリップネタが多くなりますがお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願いします。

マッサージ絶景2

【天国に一番近いマッサージ】
ビーチに降りる所にサーフボードやWAX・日焼け止めなどの小物を預けられるボードハウスがあり、コテージごとにロッカーが使えます。
また、ポイントへのインアウトは、ディンギーがトーインのように流したロープでけん引して送り迎えしてくれるので快適ですし、いつも誰かスタッフが必ずウォッチしてくれています。
まるでWTに出場した選手並みの待遇ですが、二つ問題点がありました。

一つは、レフトの棚はとても形が良い感じで、Swell Directionが合えばかなりのロングライドやバレルメイクができるはずですが、サーフした2日間は大潮だったためにロータイドは潮が引き過ぎてリーフが危険となり、ミドルタイド以上になると潮が多く入り過ぎて陸側の岩に波がヒットしたバックウォッシュが入ってタプンタプンになり、サーフィンするのは厳しくなりました。
引き三分くらいから上げ三分くらいまでがベストタイムで、その時間帯にはFun Waveがヒットし、2サイズくらいサイズアップもしましたが、概ね毎日サーフィンできたのは2時間くらいでした。おそらく小潮周りになれば、サーファブルな時間が多くなるのではと思います。

もう一つは、サーフィンするのに一日100ドルかかるのと、10人までの人数制限がかけられることです。その時のコンディションやサーファーのレベルで人数制限は緩和されるとは思いますが、円安のいま100ドルは1ドル128円換算だと12,800円にもなります。ニヒワツに泊まるセレブサーファーの中には、ビジネスクラスのみならず、プライベートジェット機で来る大金持ちもいるようなので、100ドルは10,000ルピア(約80円)くらいにしか感じないのかもしれませんが、我々にとっては驚きでした。ちなみに我々は視察なのでフリーでした。
また、オプショナルツアーとしてSUPでの川下りを楽しみました。


SUPに興じる二人

SUPに興じる二人


前日に大雨が降ったため、水量が多くて水の色は茶色だったのが残念でしたが、ちょうど米の刈り取り時期だったため、家族総出で米を収穫したり脱穀する姿を垣間見れ、中には『DaDa~(ダダ~)=バイバイ~)』と言うと、子どもたちはみな笑顔で陽気に『DaDa~!!!』と叫んで、SUPで川下りする我々を追いかけてくる子もいたほどです。


川沿いに暮らす人々はとてもフレンドリー

川沿いに暮らす人々はとてもフレンドリー


SUPのセンターフィンが取り付けていなかったために(多分ケガ防止のため?)、SUPのコントロールは難しかったのですが、何とか要領をつかんで無事に10kmくらいの川下りを楽しみました。
驚いたのは、その10kmの田園地帯の土地がすべてニヒワツリゾートの所有だったことです。のどかで美しい田園風景を残すために、農民の土地を買い取りつつも農業の継続を認めたところが素敵ですね。






GMのマドレーさんの計らいで1時間のマッサージを受けさせていただきました。
サファリカーみたいな素敵なトヨタトラックの改良車で10分くらい走ったところの、海に突き出た小山の上にマッサージベッドが置かれていました。


SUPもマッサージもこのTOYOTA車で移動します

SUPもマッサージもこの素敵なTOYOTA車で移動します

ココナッツ100%ジュースで歓迎されます

ココナッツ100%ジュースで歓迎されます


そこは200度くらい海を一望できる絶景ポイントで、海風がとても心地よく、私も丹野君も旅の疲れもあって直ぐに寝入ってしまいました。今から思うと本当にもったいないことをしました。(涙)
当日は小雨だったので景色がガスっていましたが、好天ならば素晴らしいロケーションのもと気持ちよくマッサージを受けられるはずなので、私はこう名付けました。『天国に一番近いマッサージ!!!』


天国に一番近いマッサージ

天国に一番近いマッサージ


リゾート内での食事は三食すべてがフリーで、アラカルトで料理を注文することができます。もちろんヴィーガン、ベジタリアンにも対応しています。


地元で飼育されたブタ肉とリゾート内で採れた無農薬野菜を腕利きのシェフが調理

地元で飼育されたブタ肉とリゾート内で採れた無農薬野菜を腕利きのシェフが調理


レストランでのアルコールの注文は有料になりますが、私が15~20USドルで注文したグラスワインはもちろん美味しかったです。
なお、リゾート内のスタッフへのチップですが、世界中のセレブがゲストなので、ちょっとした頼み事などに50,000~100,000(約800円)ルピアを握手するようにさりげなく渡していたのが印象的でした。
今回は丹野社長とスンバへの視察目的のサーフトリップでしたが、次回はぜひボートトリップに何泊かのサーフキャンプステイを加えたサーフトリップをOMツアーと一緒に企画してみたいと思います。
釣りやシュノーケリングを愉しみながら各ゲストが自由にサーフィンできるボートトリップの魅力と、陸上で落ち着いて過ごせるサーフキャンプとの良いとこ取りの快適なツアーです。
スンバ島は、まだまだ“Discovery Indonesia”に相応しい冒険を秘めた未知の波が溢れる素晴らしいサーフトリップ先だと思います。(了)

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