唐澤予報士のウラナミ『スノーサーフ・イン・北海道』

唐澤予報士

唐澤予報士
唐澤予報士:1991年、沖縄でサーフィンを始める。(スノーボードも開始)  1993年、初めてフルマラソンを完走。1999年、気象予報士資格を取得し登録。現在に至り、一児(娘)の父です。

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今シーズンはとても良いシーズンでした。それは何かというと雪。何度か報道があったように災害級の雪となったため、被害に遭われた方には心中お察し申し上げます。とはいえ、スノースポーツを楽しむ方にとっては最高のシーズンでした。

今シーズンは、諸々で3回北海道に行ったのですが、そのうち2月の初旬に行った際は永年勤続休暇ということもあり、一週間の少し長い滞在となりました。この滞在中は西高東低の冬型の気圧配置が続いたこともあり、北海道の日本海側では毎日のように雪。特に2月6日は記録的な大雪となったために、札幌駅を発着するすべての列車で始発から終日運休になるほどでした。

自分が滞在したのは山の麓にある宿泊施設で、移動はレンタカーで初日と最終日に新千歳空港と山との間だけだったので、幸いなことに交通障害に遭うことはなく、純粋に良い雪だけを楽しめました。

さて、その滞在していた山ですが、数年前まではインバウンドの外国人が多くて少し混雑するような所だったのですが、先・今シーズンはコロナ禍で外国から来るのが困難なため、ほとんど日本人だけでした。まるで20年前に戻ったかのようでした。この数年は、あっという間にノートラック・パウダースノーが食い尽くされるような状態だったのですが、先・今シーズンはそのようなことはなく、遅い時間になっても探せばパウダーが残っている状態。しかも今回は、毎日が冬型の気圧配置で雪が降り続いたため、本当に毎日パウダー三昧でした。また、この山は、スキー場ではあるものの、自己責任において一定の条件下(雪・天気の状態、雪崩用の装備など)ではコース外で滑ることが許されており、一日を通してノートラック・パウダースノーを楽しむことができました。

スノーボードは、五輪で行われたハーフパイプ・ビッグエアーなどのように人工物で楽しむこともできるのですが、最大の楽しさはやはりパウダーだと思っています。自然の雪を滑り、自然の地形を利用して跳んだり回ったりするのが最大の楽しさだと思います。個人的にはサーフィンとスノーボードは同じ横乗りでも似て非なるものなので「スノーサーフ」という言葉はあまり使わないのですが、雪(波)を当てて、自然の恩恵を楽しむ、ということではサーフィンとスノーボードは共通しているのかと思います。

この機会を与えてくれた会社、旅行を許してくれた家族、そして北海道・自然・地球に感謝です!!

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