こんにちは、上條将美です。
まもなく、新しい生活やシーズンが始まる方が多い4月です。
海水温はまだそこまで上がっていないですが、気温はすっかり春を感じる日が多くなりましたね。

さて、今回のウラナミでは、サーフィンのスタイルと体勢についてです。
サーフィンのスタイルというと、皆さんそれぞれ好きなサーフィンスタイルのサーファーがいると思います。パワフルなタイプ、優雅な流れるようなタイプ、動きが速くて激しいタイプなど、それぞれの好みがあると思います。

サーフィンのスタイルは多少似ているタイプには分けられても、十人十色、それぞれ違いは明確ですよね。
ただし、アクションをするときの体勢は、それぞれのサーフィンのスタイルの違いはあるにしても、ある程度同じになります。
なぜかといえば、アクションをする上で、最も効果的な体勢をとっているからです。

例えば、カットバックをする時に、前の手を大きく上に上げているところは見たことないですよね。これは、レールを波に深く入れるべく体重をボードにしっかり載せるために、どちらかといえば手を低い位置にしてより体重をかけようとしているためです。

一方、オフザリップ、特にレイバック気味のオフザリップやカービングなどは、前の手を上に上げていることが多いと思います。これは、オフザリップやカービングをしている時の体勢は、普通では重力によって背中側からワイプアウトしてしまいます。
それを防ぐために、上体を前足の膝に近づくくらい寄せ、さらに少しでも体重を背中側にしないために、手を上にあげて体重を調整しているためです。

何かサーフィンのアクションの練習をする場合、動画や写真を見て体勢を真似することは非常に効果的です。真似してみて、今までに自分がやったことがない体勢による新しい気付きや驚きが必ずあると思います。
その時さらに、どうしてこの体勢をとっているかの理由を考え、それを頭にインプットすることによって、そのアクションが習得できる近道になります。

よろしければ参考にしてみてください。