WSL / Kelly Cestari
こんにちは、上條将美です。
10月になって秋らしい日もあれば、夏日もあったりして気温のアップダウンが激しい今日この頃、皆さんどうお過ごしですか。風邪などで体調を崩されていませんか。(このウラナミは10月中旬現在に書かれました。)
さて、今年も終盤となってWSLのCTツアーは最終戦のパイプラインマスターズを待たずしてジョン・ジョン・フローレンスが初のワールドチャンピオンに輝きましたね。
彼は、小さいころから天才として注目され、将来のワールドチャンピオンと言われていましたが、ついに彼の時代が来たといった感じです。
ただ、彼のような天才をもってしてもワールドチャンピオンになるには至難の業でした。ツアーには、ケリー・スレーター、ミック・ファニング、ガブリエル・メディーナ、アドリアーノ・デスーザなど歴代チャンピオンをはじめ、天才と言われるサーファーがひしめきあっているからです。
この中でチャンピオンになるのはもちろん難しいというか、凡人の知る由もないレベルの話ですが、CTツアーに残るだけでも非常に難しいことです。今のシステムでは、次の年に残れるのはわずか22名だけです。
そして、さらに難しいのが、QSツアーからCTツアーに加わることです。こちらは、世界ランキングで10位以内に入らなくてはなりません。
いくらQSとは言え世界のトップ10に入るには、ずば抜けたサーフィンのテクニックはもちろんのこと、ポジショニングや優先権を使った戦略、そして運も絶対に必要となります。
ただし、日本人も素晴らしい結果を出してきています、昨年はQSの最高峰となるグレード10000の「US OPEN」で大原洋人プロが優勝したのは記憶に新しいところです。
また、波伝説アンバサダーである野中美波さんは先日にポルトガルで行われた世界選手権で5位に入賞し、西優司プロは4位、森友二プロは3位となっています。
今まででCTツアーに入れた日本人は小野里美之プロのみです。
次は誰が入るのか。オリンピックを4年後に控え見ものであり、期待したいところです。