G◎Daのウラナミ『高知出張』

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G◎Da ホーム:鎌倉(今でも良い土地だと思う)
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九州付近を台風4号が北上していた7月前半のこと。

湘南に波長の長い南西うねりが届くかと思いましたが、物足りないサイズだったので早めにサーフィンするのを切り上げて、本来は翌日からの出張でしたが、急きょ夕方から車を走らせて高知県の生見海岸にライブカメラを取り付けに行くことにしました。同行者は、ライブカメラの設置を専門とする会社を起業した元社員のS予報士です。

台風の進路予想のコースを見ると、どうやら私たちと西日本で鉢合わせしそうな予感です。

家族からは、「わざわざ台風が来てるところに向かうの?」

徳島出身の義理父には、「田舎の台風をなめちゃいかんよ」と脅かされました。

とはいえ、何か月も前から沢山の人の予定を調整して進めていたので、そう簡単に取りやめる訳にもいきません。

途中までは大した雨ではありませんでしたが、夜遅くに伊勢エリア辺りに差し掛かったころのことです。太平洋高気圧ががっつり張り出していたこともあり、湿った空気がいつもよりも流れ込んでいたのでしょう、シャワーを越えるような雨がしばらく続きました。暗くて視界はほとんどなくなり、ワイパーはフルMAXでも効かず、暗闇に浮かぶ車のテールランプを頼りに走行したほどで、一時はサービスエリアに駆け込んだほどです。

一旦雨が弱まったので少し走り始めたのですが、関西へ差し掛かると今度は洗車機に入ったような土砂降り状態が続きました。ラジオからは気象庁が「線状降水帯」を確認したと流れてきました。雨雲レーダーを確認したところ、GPSではドンピシャです。昨年熱海で起きた大災害となった土石流を思い出しました。

国道は通行止め連発で、道路の側壁からは水が吹き出しています。なるべく徐行しつつ安全運転を心掛けて何とか無事に生見海岸に着いたのは、夜空が少し明るくなり始めた翌朝になっていました。四国といえば沢山の川がありますが、ほとんどが真っ黒で氾濫ギリギリ。四国の雨は生命の危険を感じるほどでした。

調べたところ、わずか半日の雨量が平年の7月1か月分に匹敵する記録的な大雨となったようです。また、徳島県那賀町では雨量観測史上、1位だったとか…。

その後も、毎日遭遇するゲリラ豪雨を避けながらライブカメラの取付作業をこなし、熱中症に注意しながら何とか無事に作業を終えることが出来ました。
そんなこんなのハードな四国出張でしたが、5回目の四国入りにして初めてサーフィンすることができたのはラッキーでした。


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今回はなるべく荷物を少なくするため、板とトランクスのみを持ち込みました。

ひんやりした黒潮は、超汗臭い我々の身体を清める最高のひと時。

生見海岸の目の前でビーチカフェ『MANA(マナ)』を経営されている「リポーターの新居(ミホ)さん」が、我々がサーフィンしている間に汗臭い作業服から下着までを毎日洗濯してくださり、さらにご飯までふるまってくれました。その節は本当にお世話になりました。ありがとうございました。

ビーチカフェ『MANA(マナ)』※レンタルボード&スクールも受付中
http://ikumi-michishio.sunnyday.jp/minshuku/rental.html

現在では、その生見海岸に苦労の末に設置したライブカメラによる高解像度映像が閲覧できるようになっています。ベーシックコースをご契約の会員さまは30秒間無料で見られますし、「スーパーライブ!」のオプション契約をされている会員さまは無制限でご視聴することができます。
波情報が更新されるまでの間を補完する、貴重なライブカメラによる情報としてどうぞご活用ください。

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