G◎Daのウラナミ『虫の知らせ』

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G◎Da サーフィン:13年 ホーム:鎌倉(今でも良い土地だと思う) 趣味:読書・ハイキング ひとこと:サーフィンと出会い人生が豊かになりました!色々な土地でサーフィンしたいです。今後ともよろしくお願いします。

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僕が生まれる前、実家では犬二匹、猫三匹、数種類の鳥、魚を飼っていたそうです。

生あるものは死がある訳ですが、ペットの世話をしていたおじいちゃんはペットの死は自分の親を亡くすより悲しい!と悟ったそうです。だから、それからはもう生き物は飼わないと決めたそうです。

 

物心ついてからはペットを飼っている友人の家などが羨ましく思った時期もありました。

 

ですが、それから十数年後……。

僕が高校三年の夏です。予備校に通うことになり、遊んでるんだか受験勉強してるんだか、いまいちよく分からない日常を過ごしていた時です。家に帰ると、扉の暗闇の向こうからコロコロした小さな赤ちゃん柴犬が現れたのです。

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自他共認める猫派な僕ですが、その丸い愛くるしさに一瞬で心を奪われました。
メチャクチャかわいい!
名前はミミ。特に誰に相談するでもなく、「美海」と父親が勝手に名付け、どこからともなく連れてきていたのです。
ちなみに、この時、僕はまだサーフィンをしていなかったので、「海」という字を使っていたのは何か縁を感じます。

父が連れてきた理由ですが、僕や妹が友達と出かけてしまったり、夜飯時にもろくに家にいないので、ペットを飼うことで、うちに寄り着くのではないかと連れてきたそうです。

おじいちゃんは、その時も生き物を失う辛さから賛成はしていなかったようですが、知らぬうちに父とおじいちゃんはミミにどハマりしていました。激愛し出すのに時間はかかりませんでした。少なくとも生意気な僕らよりかわいかったと今になって思う次第です。笑

いつも丸いミミ

いつも丸いミミ

どこに行くにもミミがいる生活が始まりました。家族が6人もいれば誰かしらが散歩に行くなど、ミミも楽しそうにいつも尻尾を振っていました。特に懐いていたのは祖父母と父親・僕です。

ミミとの時間はどんどんと流れていき、ミミが4歳くらいのときでしょうか。僕がオーストラリアからしばらくぶりに帰ってきた時も狂ったように喜んでくれていました。家族だな~と悟った瞬間です。
父親vs母親や、僕vs両親、様々なケンカが家庭内で繰り広げられましたが、夫婦喧嘩や兄妹喧嘩の理由は至ってくだらないと、いつもケンカの仲裁をするかのように寄り添ってくるミミが分からせてくれました。

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ミミが来てから17年……。
近年、肝臓ガンを患っていました。
獣医さんからは、いつ逝ってもおかしくないからねと言われ続け1年くらいが経っていました。

先日、所要があり、実家に寄り道してミミに会うときがありました。
17歳の老犬なので、食べる量は減り、いつもより元気はなさそうな気はしましたが、「ミミまたね~」と行って帰りました。

翌日。
この日は、どうしたことかミミを撫でてやりたい願望がいきなり強まりました。寝付かない子供を撫でて落ち着かせてやりたいような感覚です。心配というか何というか胸騒ぎまでは行かないにしても変な感覚です。

「なんかミミに会いたくなったから(実家まで)出てきて良い?」
と奥さんに伝え、わざわざ連日出向こうなんて変だな~と思ったほど。同じ市内とはいえ、実家には月に一回子供を連れて行くか行かないかくらいのペースだし、夜飯時のタイミングだったのにわざわざ出たくなったのは今でも不思議です。無性に会いたかったのです。

ミミは細々とご飯を食べたそうですが、朝から寝ていることが多いとのことでした。
「ゆっくり寝てなよミミ~またね~」と言って帰ってきました。
帰宅して「ちょっと弱ってるね~」なんて奥さんと会話している時です。

母親からの電話でした。
「ミミが息を引き取ったよ。知らぬうちに呼吸が止まっていた。まだ寝てるみたい。辛そうな素振りはなかったよ……。」
ビックリしたと同時に、久々に男泣きでした。

僕が実家を後にしてから二時間もしないうちの出来事でした。
虫の知らせというか、不思議な感覚でした。

最後に会ってくれたのかな。
天国で父親・おじいちゃんらにがっつり散歩してもらえると良いね。
今まで、家族に笑顔をありがとう。

おしまい

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