
台風13号がもたらした長期的なうねり。各地で「良い波に乗れた!」という声が聞かれましたね。
私も休日にいつもと違う遠いポイントで、ファンウェーブを楽しみました。
しかし、その後は外しまくり。仕事終わりの夕方遅くから日没を狙ってポイントへ向かってはノーサーフや、不完全燃焼などの日々が続いていました。
そしてついに迎えた連休。
午前3時前に起床して、すぐに千葉の海沿いから1人で湘南へと車を走らせました。
仕事以外でこの時間帯に運転し、自分のために海を目指すのは本当に久しぶりのこと。
波情報をまだかまだかとチェックしながら、往復1万円以上のコストをかけて海へ向かう 。この懐かしい感覚に、ドライブの時点で普段とは違う新鮮さを味わっていました。
いざ湘南に到着すると、期待以上の波!
入りたいピークにはすでに20人ほどが集まっていたため、私はこぼれてきた余り波を狙うことに。
ライディング後に思わず声が漏れて叫んでしまうほどの最高な波を掴むこともできました。
しかし、悲劇はその直後に訪れました。
ラインナップに戻って、うねりにボードを沈めてドルフィンスルーをした瞬間です。
「ズン!!」
腰のあたりに、鈍く重い衝撃が走りました。……背中を横一本に轢かれてしまった。
予期せず、想定外のタイミングでした。
暑くて「脱ぎたい」と思っていたタッパーは、フィンで切り裂かれてしまいました。
肌まで裂け、手をあてると出血しているのが分かります。
裸で入らなくて良かった。頭じゃなくて良かった。
痛みを誤魔化しながらその後も2本ほど乗りましたが、腰の痛みが強くなってしまいました。
なぜ事故は起きたのか?
私は普段から、周囲のサーファーの邪魔をしないよう人一倍気をつけているつもりです。
この場面では、テイクオフ時のパドルアプローチの奥やショルダー側の数人の距離感、焦りや高揚感に加え、ボトムにいる人の位置を含め、いろんな要因がありそうですが、おそらく私に気づかないまま、フィンが私の体を引きずった形になると思います。
ただし、乗ってくる人が優先で、私がライディングの邪魔をしてしまった方だと認識しています。
幸いだったのは、さらに他の人を巻き込むような二次災害にならなかったことです。それだけを安心しつつ、私は海から上がりました。
目の前では、まだまだ素晴らしい波が割れています。翌日のコンディションも良さそうでした。
本当なら体力が尽きるまでサーフィンをして、初動負荷トレーニング®のワールドウィングへ行き、午後もまた海に入る計画を立てていたのに。
早々と1時間ちょっとくらいで、無念の強制送還となりました。
周辺の病院はまだ開いていない朝だったため、やむなく千葉への帰路につきましたが、渋滞に巻き込まれ、到着したのは昼前でした。
あれから4日以上が経過しています。
しかし、いまだに歩くだけで痛みがあり、車の乗り降りもキツイ状態です。最初はただの切り傷だと思っていましたが、腰という部位がいかに日常生活で重要な役割を果たしているかを痛感しています。
その後、千葉に届いた良い波のセッションにも、当然ながら参加できていません。
今は「休養期間」と自分に言い聞かせ、諦めモードで回復を待っていますが、頭の中は早くサーフィンがしたくてたまらない気持ちです。
今回の事故を経て、私が強く感じた教訓です。
相手には見えてないかもしれない、自分が想像するラインどりと異なるかもしれない。
「このくらいで問題ない、大丈夫」と思っても、さらに『速く、深く、広く』距離をとり、最悪の事態も想定する。
皆様もどうか安全第一で、怪我のないサーフィンライフを楽しんでください。
私もしっかり体を治して、また海に戻ります!
