『SNSのプライバシーという概念』たっちーのウラナミ

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最近、プライバシーという概念が崩壊しています。
最大の原因はSNSではないでしょうか。

FacebookやTwitterInstagramで発信していると、その人がどこでどういう活動をしていて、どういうモノを食べて、どこに行ったのか、どういう思想なのかが、けっこうわかります。
リアルタイムで発信をしていれば、いま誰とどこにいて、なにをしているのかが、そこにいるかのようにわかります。

SNSは、普段、自分の友人・知人とのやりとりが多いため、自分の友人・知人向けに「ここだけの話」を書き込んでいると誤解しがちです。
しかし実際には、大部分の人が、自分の書き込みを全世界に公開する設定になっています。
きちんと設定したつもりでも予期せぬ人に公開されているケースが多くあります。

Twitterは他人の「ツイート」(書き込み)内容を検索できます。あるキーワードを含むツイートを検索すると、Twitterでそのキーワードについて書き込んだ人を簡単に見つけることができます。
また他人の書き込みを、「リツイート」「シェア」でその人の発言として発信できるため、連鎖式に多くの人に広まってしまいます。

SNSなどのサービスでは、ユーザー同士の関係を表現する機能があります。
このため、自分では完全に匿名のつもりで書き込んでいても、じつは、その人の交友関係を見ることで、勤務先や出身大学などを容易に推測可能です。

また、たとえ自分自身がTwitterSNSを使っていなかったとしても、他人に書き込まれてしまう恐れがあります。

では、どうすればSNSによって情報を漏洩(ろうえい)したり、トラブルを引き起こすことを防げるでしょうか。
まず、あなた自身が、自分の書き込みに気をつけることです。
インターネット上に一度でも書き込まれた情報は半永久的に残る上、第三者にも容易に閲覧・検索が可能です。
また、匿名で書き込んでも、プロフィールや交友関係などは容易に推測できます。さらに、知人・友人の書き込みなどに、あなたの本名が書かれている可能性もあります。
インターネットはパブリックと認識し、普段の生活と同じく、責任ある発信を心がけましょう。

つぎに、あなたの友人やたまたま通りかかった他人は大丈夫でしょうか。
たとえプライベートな空間だと思っていても他人がいる場所ではパブリックな場と認識しましょう。

一方で以下のような考え方もあります。
近所の人が、何をしている人かわからないから、不安になります
その人がどういう仕事をしていて、どういう思考や行動をしているかがわかったほうが、安全です。
誰かがある時に、どこで何をしてたかがわかったほうが、安心です。

バランスが大事かもです…

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