「ロス五輪2028」ロングボード競技は追加種目として採用されず

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ISA、ロングボードの五輪不採用に「失望」 LA28大会での採用見送りに声明発表

国際サーフィン連盟(ISA)は、2028年ロサンゼルスオリンピック(LA28)の競技種目にロングボード・サーフィンが採用されなかったことについて、国際オリンピック委員会(IOC)の決定に「失望している」との声明を発表した。

ISAはこれまで、ロングボードのオリンピック競技への追加を求めてIOCに対し提案を行ってきたが、今回その要望は認められなかった。また、ショートボード・サーフィンの出場枠拡大についての要望も同様に却下されたという。

一方で、ISAはIOCが継続して推進する「男女平等」の方針については理解を示し、今回の種目および出場枠に関する決定がその観点から下されたことに敬意を表している。

ISAは声明の中で「ロングボード・サーフィンには大きな価値があり、世界的な競技人口も拡大している」と強調。過去のパンアメリカン競技大会におけるロングボードの成功をその証拠として挙げ、今後も世界選手権などを通じて競技の発展に尽力していく姿勢を示した。

また、2032年に開催されるブリスベン大会(ブリスベン2032)での参加枠拡大に向けて、引き続き働きかけを行っていくという。

ISAアゲーレ会長コメント
「完璧な波を待つのと同じ、忍耐と情熱が必要」 五輪への道は続く

「当然ながら、ロングボード・サーフィンがLA28大会に採用されず、出場枠の追加も認められなかったことには失望しています。しかし、私たちのオリンピックへの道のりは、まだ始まったばかりだと信じています。」

また、「サーフィンがオリンピックに貢献してきたことを誇りに思っており、ロングボードのブリスベン2032大会での採用に向けて、今後も努力を続けていく」と意欲を示した。さらに、IOCやブリスベン大会の組織委員会と密接に連携しながら、競技の価値を伝えていく考えを述べた。

「完璧な波を見つけるには時間がかかる——それがサーフィンというスポーツです。私たちはこの競技を通じて、忍耐、情熱、そして粘り強さを学んできました。それは、ショートボード・サーフィンを東京大会で実現させるまでの30年にわたる道のりでISAが示してきた姿勢そのものです。これからも同じエネルギーをもって、オリンピックへの挑戦を続けていきます。」




ISA

https://isasurf.org/isa-statement-on-ioc-decision-not-to-include-longboard-in-olympic-program/

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