2021年11月に江ノ島すばな通りにオープンした「MENGA-麺雅-」は、九条ネギたっぷりの黒い醤油ラーメンや黒焼き飯、さらに大和氷室を使用したかき氷で湘南の新名所となっています。
このたび、MENGA+CAFÉとしてリニューアル!
今回はオーナーでありサーフトラベラーの山本浩二さんにお話を伺いました。
世界中をサーフトラベラーとして駆け巡った山本さんのプロフィール
1954年生まれ、兵庫県たつの市出身。
ブランドPRおよびイベントプロデューサーとして活躍しています。
1973年、北米大陸をバックパッカーとして旅した後に帰国し、大阪・西心斎橋(現在のアメリカ村)にUSAカジュアル衣料店「ギャラップ」を開業。翌年には、アメリカ村と姫路市に「ギャラップサーフショップ」をオープンしました。
1977年には徳島県海部郡海陽町にサーフボードファクトリーを設立し、翌年には「ペンションギャラップ」を開業。徳島県を拠点に、四国、九州、奄美諸島、南西諸島のサーフポイントを発掘する旅をスタートさせました。また、海外ではバリ島を中心にインドネシアへのサーフィン旅を重ね、サーフィンポイントの情報を雑誌などを通じて全国のサーファーに広めていきました。
30歳でサーフィンビジネスから卒業後は、ブランドPRやイベントプロデュース、飲食業にシフト。道頓堀に居酒屋「奴」をオープンし、現在41年目を迎えています。2021年11月には片瀬海岸すばな通りに黒醤油ラーメン店「MENGA」を開業しました。
現在は、2歳〜6歳の子ども向けペダルなしランニングバイク「ストライダー」のエンジョイカップを、全国の6大都市で年間約20大会開催しています。
山本さんにとってサーフィンとは?
55歳を過ぎた頃から、次世代の子どもたちの育成を人生の目標の一つとして考えるようになりました。
だから、子ども向けのストライダーなどの活動に力を入れています。
若い頃のサーフィンと言えば、トリップや旅を通じて社会勉強をすることが中心でした。いろんな場所に行けたのは、サーフィンのおかげであり、そういう意味ではサーフィンは私の人生の指針とも言える存在です。生まれた頃からの価値観が、今でも変わらずに根付いています。
ボブ・マーリーの墓参りにも2回行ったことがあります。
実は、日本で初めて私が企画した映画は『ロッカーズ』と『カントリーマン』で、中之島公会堂で上映しました。
オーバーヒートの石井(志津男)さんが協力してくれて、実現できました。本当にあまり表には出ないことですが、こういった活動もしてきました。
創業以来、いろいろなことがあって、話がいろんな方向に展開していくこともあります。その中で、時々何が何だかわからなくなることもあるんです。
Mengaをオープンされたきっかけや背景を教えてください。
東京に来たとき、年齢的にも豚骨や家系ラーメンは少し重く感じるようになっていましたが、京都の醤油ラーメンは昔から好きでした。
私のパートナーも河原町で店をやっていたんです。
ある時、鎌倉に引っ越しました。その後、ライブ活動をするグループと交流するようになりました。
もともと料理が好きだったので、友人がオーナーを務めている麻布十番にある最古の京都醤油ラーメン「新福菜館」にも関わるようになりました。しかし、コロナ禍など様々な事情がありました。
その後、藤沢の駅近くでラーメン屋を探しているうちに、この場所が見つかりました。この部屋には仏壇があり、107年続いた先祖を祀っていたんです。妻と私が仏壇の前で手を合わせたところ、オーナーが「この人なら先祖を大切にしてくれそうだ」と言ってくれて、交渉がまとまり購入することになりました。
さらに、このエリアには弁財天(江の島)が祀られていて、私の生まれたたつの市も「龍」にゆかりのある場所です。地名に「龍」がつく場所があまりないのも偶然とは思えません。私は昔から八大竜王を信仰していて、家には龍の装飾がたくさんあるため、ここでラーメン屋を開くのは運命だと感じました。
醤油ラーメンにこだわっているのも、関西人として京都の味が好きだからです。関西人同士でも、兵庫と京都の人間の好みは異なりますが、京都には独特の深い歴史があります。例えば、ネギや近藤製麺の麺、伏見の醤油など、素材一つひとつのクオリティがとても高く、それぞれが本当に尖った個性を持っています。
「Menga」という店名の由来や意味は何ですか?
店名の「Menga」は、私の大好きなインドネシアのはぐれ雲をかたどった「メンガブンデン」模様から来ています。このはぐれ雲のモチーフは、「天からの恵みの雨を降らせてくれる縁起の良いもの」として、古くから大切にされてきました。
お店の中にも、このモチーフがいたるところに飾られています。
メニューや店内のデザインに、どのようなこだわりがありますか?
お店のデザインには、奄美の石や砂を飾っています。また、店内にはニュージーランドの波をテーマにした装飾もあり、入り口にもこだわりを持っています。訪れるお客様がリラックスできる空間を作り出しています。
さらに、店内の各所には、サーフィンや自然をテーマにしたアートワークが展示されています。
ぜひお店に来て、いろいろと見て楽しんでいただければと思います。
MENGA+CAFÉとして進化した点を教えてください。
12月からは、アサイーボールを始める予定です。
夏には大和氷室のかき氷を販売し、大和氷室は日本で初めて氷を食べる文化が始まった場所として、その伝統を取り入れて大ヒットしました。
実際にインバウンドのお客様にも非常に好評です。しかし、今後は日本のお客様のためにも新しいことに挑戦したいと思っています。次はカフェで焼き芋を出そうと考えており、アサイーも取り入れたさらに面白い空間を作ろうと思っています。
また、尼崎の焼き芋専門店にも行く予定で、モンブラン芋や冷やし焼き芋など、話題のメニューを提供する予定です。シンプルに芋そのものを味わってもらえる「大人が楽しめる芋」を提供したいと思っています。ファサードはシンプルにしつつ、店内ではこだわり抜いた芋の味を体験できる空間を作るつもりです。
さらに、外国人のお客様にも対応できるよう、英語や中国語の表記を整え、メニューも4か国語に対応させて、幅広いお客様に楽しんでいただけるよう準備しています。これにより、国籍を問わず多くの方々に来ていただける場所を目指しています。
Mengaの今後の展望や目標を教えてください。
このラーメン店は京都の醤油ラーメンを主軸にしていますが、2階ではスイーツやアサイーなどを提供し、地域のコミュニティースペースとしても活用したいと考えています。
ヨガのクラスや、小さな湘南ブランドのアクセサリーなどのポップアップイベントを行って、地域の方々が集まれる場所にしたいんです。
タイ古式マッサージやウェルネス関連の活動、本格的な小規模アクセサリーブランドの湘南ブランドも、このスペースで展開してもらえるよう、場所を貸し出すことも検討しています。
11月には山本社長のビッグイベントが開催!
11月23日は山本社長の経営する大阪道頓堀「居酒屋奴」にてGALLAP50周年、山本社長の古希(70歳)居酒屋奴の40周年のトリプルパーティーが開催されます!
レジェンドサーファーの山本社長のお祝いにぜひ皆様ご参加ください。
【湘南・サーファー求人】MENGAが「MENGA+CAFÉ」と進化!人材募集!
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サーファーの皆さんがライフスタイルを両立するために飲食店という道はいかがでしょうか?
ご興味のある方はぜひお問合せをお待ちしております。
店長の市原さんの息子さんは市原由大プロです。
メンガ!実食させていただきました!
味のベースである醤油は、関西の2つの老舗醤油蔵元の醤油を数種類ブレンドし、火入れをした後、酒、味醂、秘伝の醤油だれをさらに加え、味に深みを出しています。スープには厳選した国産の鶏ガラ・豚ガラを丹念に混ぜながら仕込み、ゆっくりじっくりと時間をかけて旨味を最大限に引き出し、醤油の塩辛さを除いた秘伝の黒スープです。
ラーメンは醤油系のさっぱりした味でネギのアクセントと相性がばっちり!
チャーシューは「マテラ豚」を使用し、うまみがたっぷりです!
シュウマイにも「マテラ豚」が使用され、今までにない美味しさを楽しめます!
ぜひみなさま実食ください!