Pictured: Jordy Smith (RSA) and Gabriela Bryan (HAW) celebrate their wins at the Western Australia Margaret River Pro today. Credit: WSL / Beatriz Ryder
ガブリエラ・ブライアン&ジョーディ・スミスが優勝!
2025年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第7戦「ウェスタン・オーストラリア・マーガレットリバー・プロ」が閉幕。ガブリエラ・ブライアン選手(ハワイ)とジョーディ・スミス選手(南アフリカ)が、それぞれ女子・男子で優勝を飾りました。
ブライアン、マーガレットリバーで2連覇!通算3度目のCT制覇
ハワイ出身の23歳、ガブリエラ・ブライアン選手が2024年に続いてマーガレットリバーで連覇。シーズン2勝目を挙げ、世界ランキング1位をキープしました。
「信じられない気持ちです。2連覇のことはあまり考えないようにしていましたが、階段に2年連続で自分の名前が刻まれるのは、本当にすごいことですよね」 ― ガブリエラ・ブライアン
決勝ではケイトリン・シマーズ選手(アメリカ)と対戦。開始早々に自身キャリア最高の9.50ptをマークし、勝負を決めました。
シマーズ、苦戦からの復調で今季3度目のファイナル進出
2024年世界王者・ケイトリン・シマーズ選手は、オーストラリアラウンドでの不調から見事に立て直し、今季3度目のファイナル進出。スムーズなレールワークと戦術で勝ち上がりました。
「ブライアンの勝利は当然の結果。海の中から彼女のライディングを見ていて、ただ“ああ、そう来たか”って感じでした」 ― ケイトリン・シマーズ
ジョーディ・スミス、キャリア初のシーズン2勝目で世界ランク1位へ
CT歴18年目のジョーディ・スミス選手が今季2勝目を挙げ、ランキング1位に浮上。キャリア通算で見ると2023年エルサルバドル戦以来の快進撃となりました。
「この2〜3カ月、本当にいろんなことがありました。この勝利を家族と、そして亡くなったジャック・マッコイに捧げたい」 ― ジョーディ・スミス
ファイナルではグリフィン・コラピント選手(アメリカ)と対戦。わずか3本の波での勝負となる難しい展開を、8.50ptのライディングで制しました。
コラピント、今季初ファイナル進出で地元トレッスルズへ
今季開幕時点でランキング26位と中間カット圏にいたコラピント選手は、3戦で15ランクアップし11位へ。次戦はホームポイント・ローワー・トレッスルズでの開催となります。
ブロンテ・マコーレー、地元引退試合で3位フィニッシュ
西オーストラリア出身のブロンテ・マコーレー選手がCTレベル最後の大会で見事ベスト4入り。今後は教師を目指すと同時に若手の育成に注力予定です。
GWMオージートリプル、初代チャンピオン決定!

オーストラリア3連戦の合算ポイントで争われた「GWMオージートリプル」では、イザベラ・ニコルズ選手(AUS)とジョーディ・スミス選手(RSA)が初代王者に輝きました。
「オーストラリアで優勝すること自体が特別。トリプルを獲れて本当に光栄です。妹と家族、そして仲間たち全員に感謝を伝えたい」 ― イザベラ・ニコルズ
受賞者にはGWM「タンク300」のキーが贈られ、今後のCTシーズンでも大きな注目を集めること間違いなしです。
次戦情報
次戦はカリフォルニア州サンクレメンテの「ローワー・トレッスルズ」で開催予定の「レクサス・トレッスルズ・プロ」。世界ランキングの行方に注目です。