Photo: ISA / Sean Evans
IPC(国際パラリンピック連盟)は2028年ロサンゼルスパラリンピックにてパラサーフィンを追加競技として検討する旨を発表しました。
今後、LA28(ロサンゼルス2028 組織委員会)が追加検討したうえで2023年末に開催されるIPC理事会で最終決定します。
皆様もご存じの通りサーフィンは東京五輪で追加種目として大成功した後、2024年パリ五輪でも行われることが決定し、更に2028年ロス五輪では「正式競技」となります。
カリフォルニアはサーフィンが州の公式スポーツであり、検討次第では、この大会がパラサーフィンのデビューとなる可能性があります。
2022年12月にはカリフォルニア州のピズモビーチで、「ISA World Para Surfing Championship 」が開催され、28か国から180名以上のアスリートが参加して波に乗るという記録破りのイベントが開催されました。
ISA会長フェルナンド・アギーレ氏のコメント
ISA会長のフェルナンド・アギーレ氏は次のように述べています。
「カリフォルニア州の公式スポーツであるサーフィンと、2028ロス五輪のサーフィン文化、魅力、インフラにより、パラサーフィンはパラリンピックのプログラムに素晴らしい価値とエネルギーを提供することができると思います。
我々は2028ロス五輪の主催者に対し、パラリンピックの種目とすることを説得力のある主張を続けていきます。ショートボードサーフィンは、東京大会での導入後、興奮と若さ、美しいエネルギーの波をもたらしました。
パラサーフィンは、パラリンピック競技大会とパラリンピック・ムーブメントに、同じようにポジティブで永続的な影響を与える可能性を秘めています。環境や持続可能性との強い結びつきがある私たちのスポーツは、次世代に響くものです。ISAの使命は「サーフィンを通じてより良い世界を作る」ことであり、パラサーフィンはこの使命を直接的に体現するものです。
私たちは、世界最高のパラサーフィンアスリートが最高レベルで競い合い、世界チャンピオンとなり、海で何ができるかを未来の世代に伝えるためのプラットフォームを開発しました。パラサーフィンがパラスポーツの最高峰であるパラリンピックのプログラムに組み込まれたことで、私たちのスポーツが世界中で享受している素晴らしいインパクトの波がさらに広がることでしょう。
2028年のLAという最高のパラリンピックの舞台で、世界レベルのハイパフォーマンスなアスリートたちが活躍する姿を見ることができたら、本当に素晴らしいことだと思います。」