【Women’s QS最終戦】前田マヒナプロ5位フィニッシュもCT入りには一歩届かず

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CT入りを逃したものの今シーズン大きく飛躍した前田マヒナプロ/WSL / Ethan Smith

Women’s QS最終戦のQS6,000 Port Stephens Toyota Proが終了。
ラウンド5では脇田沙良プロとの直接対決を制した前田マヒナプロ。
2019年のドリームツアー入りを賭け、クォーターファイナルではメイシー・キャラハンと対戦。
両者ともグッドスコアを出し、バックアップスコアの戦いとなった。
ヒート終盤の前田マヒナプロのニードスコアはわずかに5.81ポイント。
ヒート2分前にプライオリティを得て終了間際に小振りなレフトハンダーをつかみ、ポテンシャルのあるセクションへ2つのターンをコンボするも、スモールでパワーがなくなった最後のセクションで残ることができずに4.87ポイントで逆転ならず。
日本とハワイの期待を一身に受けて大健闘したものの、2019年のCTツアー入りをあと一歩のところで逃した。

その後、キャラハンはファイナルまで進出したものの、オーストラリアのニッキ・ベンダイクが優勝。

最終戦で優勝したベンダイク(右)とクォリファイをきめたキャラハン/WSL / Ethan Smith

最終戦で優勝したベンダイク(右)とクォリファイをきめたキャラハン/WSL / Ethan Smith

現在CTランキング10位のベンダイクは、このイベントで早い段階で負けると来季のCT入りを逃すところだったものの、この優勝で2019年のCTツアー入りが保証された。
「CTツアーを来年も回れることが決まったことは、私にとってとても大きいです。ヒートの度に誰がクオリファイするのかを探るのは刺激的でした。安心してマウイへ向かうことができます。プレッシャーから逃れてただただ楽しむことで、ベストなサーフィンができると思います」とベンダイクは話した。

ファイナル終了後に母から2019年のCT入りを正式に伝えられたキャラハン/ WSL / Tom Bennett

ファイナル終了後に母から2019年のCT入りを正式に伝えられたキャラハン/
WSL / Tom Bennett

メイシー・キャラハンは、昨年のこのイベントでCT入りを逃した。経験を積んでこの地に戻った彼女がクォリファイを決める最善の方法は、優勝することだった。
ファイナルに進んだものの準優勝となった彼女は、再びCT入りのチャンスを逃したと思っていたものの、幸運にもファイナル進出はQSランキングトップ6に入ることのできる十分な結果だった。
「ファイナルで負けたときは残念に思いました。最近ではCTのフランス戦でワイルドカードとして準優勝を果たしましたが、まだその時の方が嬉しかったです。ビーチで見ていた友達や家族は私のCT入りを知っていたのに私を驚かそうと思って黙っていたのです。小さいころからの夢が叶いました。今は本当に喜びを実感しています」とキャラハンは喜びを表した。

イベントを通して際立ったサーフィンを魅せたキャラハン/WSL / Ethan Smith

イベントを通して際立ったサーフィンを魅せたキャラハン/WSL / Ethan Smith

キャラハンとともに2019年のCT入りを果たしたのは、若いコスタリカのブリサ・ヘネシー。
ヘネシーは、現CTのセイジ・エリクソンを破ってセミファイナル進出を果たした。
セミファイナルでは、優勝したニッキ・ベンダイクに敗れたものの、QSランキング7位のポジションは、クォリファイを決定づける順位となった。
「言葉では表せないです・・・夢が叶ったんです。感謝を伝えたないといけない人がたくさんいます。この結果は今シーズンでベストとなりましたが、セミファイナルで負けた時はクォリファイができないと思っていて悔しかったです。このイベントでCT入りを決めたいと思っていました。嬉しくてたまりません」とヘネシーも喜びを表した。

力強いパフォーマンスで勝ち取った2019年CTツアーのルーキー/WSL / Tom Bennett

力強いパフォーマンスで勝ち取った2019年CTツアーのルーキー/WSL / Tom Bennett

そしていよいよWomen’s CTツアーの最終戦Beachwaver Maui Proが、マウイ島のホノルアベイで11月25日より開催される。

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